18/01/2018
《プレスリリース》
小型無人航空機を使った簡易な風況計測サービスを開始
株式会社 WorldLink & Company, SkyLink Japan (京都市 代表取締役 須田信也)は小型 無人航空機(以下、ドローン)を使った風力発電所向けの風向・風速計測サービスを開始します。
風力発電装置の設置計画では、事前の風況計測の実施が年間の発電量の見積りや安全性 評価にとって必要不可欠です。この風況計測の手法としては、主に数値シミュレーショ ン、ライダー計測、観測タワー計測がありますが、いずれも一長一短が有り、必ずしも適切な測定情報が得られるとは限らず、発電量が想定を下回るなどの課題が生じています。
弊社では、この課題を克服すべく、ドローンの機動力を活かして任意の地点と高さから 簡易的な風況計測が実施できる技術を開発しサービス化いたしました。本サービスをご利用いただく事で、大規模な風況計測を実施する前段の予備調査を容易に行うことができ、 測定器機の適切な設置場所の選定が可能になるだけでなく、数値シミュレーションを実施する際の補間データの取得なども行えるようになります。さらに、ドローンの弱点でもあった滞空時間については、地上からの給電装置と組み合わせることで長時間(8〜10 時間 程度の連続運転)の計測も可能となりました。
詳細説明
既存の風況計測方法は、以下の3つが主なものとなります。
1 . 数値シミュレーション
2 . 観測タワー計測
3 . ライダー計測
1は近傍の気象データから推定するため、現地調査を必ずしも必要としませんが、現地の微地形の影響などの考慮は難しく、実測値での検証が望まれます。
2の観測タワーは、現地計測手法としては最も一般的ですが、タワーの高さは現在 60 mが限界といわれており、実際の風力発電装置のプロペラの高さでの計測ができません。加えて、海上風力発電の場合にはタワー設置は非常に困難です。
3のライダー計測は空間を面的に計測することができますが、電源の確保や機器の設 置場所などが大掛かりになるため高額となってしまいます。
弊社の提供するドローンを用いた風況計測は、上記手法の短所を補うことが可能となります。すなわち、1に対しては比較検証用の現地データの提供を、2に対しては実際の風力発電装置の高さにおけるデータを提供することにより、データ取得高さの違いを補正する ための情報提供が可能となります。
また、複数台でのオペレーションにより垂直方向あるいは水平方向の同時観測も可能となるため、1に対して面的な補正情報を提供することも可能です。
ドローンによる風況計測は将来的には、風力発電施設だけでなく、橋梁やビルなどの風況計測など多方面の業務にまで広がると予想されます。
お問い合わせ先
担当者: 有田
電話番号: 075-741-8323
メールアドレス: [email protected]
特許出願中(出願番号:特願 2017-210758)