株式会社ピラミス・コンサルティング(Pyramis Consulting)

株式会社ピラミス・コンサルティング(Pyramis Consulting) ITのプロによる、IT企業のための、M&Aアドバイザリー・サービス

28/05/2018

もう20年以上前から先進国のIT業界では”Don’t reinvent the wheel”が標語になって、非生産的なスクラッチ開発を無くして来たが、唯一の例外が日本である。相も変わらず、大規模から零細まで、無数のソフトウェア開発会社(多くは派遣事業者)があって、多重下請け構造を作って顧客のITシステムのスクラッチ開発に勤しんでいる。大規模なシステムになると、巨額の開発費と開発期間を費やして先端技術から程遠い、遅れたソフトウェア技術者を大量に消費しながら開発が進む。出来上がったころには、もう時代遅れのシステムになっていたりする。こんなシステムは、改修するにも多大な金と時間がかかる。要するに、加速度的に進むビジネス革新や技術革新に全くついていけないばかりか、生産性の低さは半端ではない。

このような業界構造に未来は無く、いずれITシステムが「黒船」に乗っ取られて、職を失った大量の使えないソフト開発者(プログラマーやマネージャー)が日本に溢れることになる。そんな悲惨を免れるためには、一刻も早く、ソフトウェア会社のビジネス・モデルの転換と、何よりも、ソフトウェア開発者のスキル転換が必要なのだが、それが出来るためには、大規模な業界再編成しかない。目の前に十分な仕事があるから、と痛みを伴う再編に後ろ向きな経営者が多いが、老い先短い彼らはそれでも良いかもしれないが、社員たちはたまったものではない。米国のソフトウェア業界の革新の物凄い速さを目の当たりにしていると、日本の業界はもう「待った無し」の状況にあることを思い知らされる。

29/07/2016

1、2年前は多くのSI企業が「人手不足が深刻なので、中小規模のSI企業を買収したい」と仰っていました。しかし、状況はかなり変化をしてきており、中堅以上のSI企業はそのような買収に慎重になり始めています。一時の需要の沸騰に「嬉しい悲鳴」を上げる時期を過ぎて冷静さを取り戻したとき、SIビジネスは明確に(場合によっては急速に)衰退していくという冷徹な事実認識に改めて戦略の見直しを迫られ始めたのだと思います。つまり、衰退するビジネスなら、買収で余分な固定費を背負い込むよりは、多少コストが高くても「必要な時期だけ外注で凌ぐ」方が賢いと考え始められたのだと思います。今度、需要が下降線をたどり始めた時、生き残れるのは体力のある大手・中大手と技術力が高く、価値の高いビジネス・モデルを持った会社だけだと思います。中堅以下のSI会社が出来ることは、今のうちに合併や他社の傘下に入るなどによって規模と財務体質を強化し、その余裕の中でスキル転換や小さな技術会社の買収などで競争力を強化することしかありません。

01/04/2015

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