06/09/2025
2025年9月1日、大鼓方亀井広忠先生の社中会、佳名会にて。
お能天鼓盤渉を打たせていただきました。
和久先生から、お写真撮りましょう!とお声がけいただき、また鏡の奥には能楽界の大魔神辰巳先生(笑)の御影も。
お能を打つなど、そんな空恐ろしいこと夢にも考えたことありませんでした。しかも、忠雄先生の三回忌で。「あんたが打たないと、みんなお能打ちたいって言ってんだから。でも、無理にとは言わない。」ハイとイエスと御意以外の日本語を先生に使ったことはございません。。涙。先生は夜叉鬼神なんだと諦めまして、何を打てばいいのか、安全にこなせる短い曲で、ご追善に相応しい曲???
猩々はお酒飲まなかった忠雄先生から、かけ離れている&めでたい曲、鶴亀もめでたすぎるし、西王母も、、みんな短い曲はめでたすぎる。。飯田先生にお尋ねしたら、「天鼓がいいんじゃないですか?短くもできるし。」との車に乗って、選んだところ、「呼び出し」という短い曲になると、楽は盤渉調、しかも太鼓なしの大小物となるという。飯田先生も間違いなく天魔鬼神と確信しました。。後になって、橋弁慶を見落としていた!子方はどっからか調達できたはずだわー、と思い返すも時遅し。
覚悟を決めて稽古するも、あしらいの手配りはできないわ、毎度違う場所を間違えるわ、もはやどう稽古したらいいのかわからんくらいになり、夜な夜な狂音奇声を発して稽古しました。とにかく何も考えていなくても手が勝手に動く!を目指して。失敗したくないお能壊したくない恥ずかしい思いしたくない宝生に泥を塗りたくない広忠先生も弟子のお遊びに付き合って大変だなんて思われたくない慰められたくないみんなが自分も大鼓でお能を打ちたいと思ってもらえるような舞台にしたい、などなど、考えれば考えるほどダメになるエゴプレッシャーしか頭に見事に浮かばない。残るは一つ、先生方を信じて、エイヤットー!と死ぬ気で打って、後は野となれ山となれ〜、の境地でお舞台に出させていただきました。朝も昼もろくに食べずに出たら、途中お腹空きすぎて、胃がキリキリしてました。。打ち終えて、70分も舞台にいたのが全く信じられないくらいあっという間でした。
楽の二段目ヨイの手が一つ抜けてしまいましたが、「前シテはよくできた!」と、過分に奇跡のお言葉、お褒めをいただき、また、後ほどになって和久先生から、お能を打ちたいという声がけが増えたというお話も聞き及び、満願成就いたしました。とにかくこの佳名会は、暦年の猛者揃いの会なので、命拾いした思いです。、。これからは、もっときちんとあしらいの手配りができるようになるよう、感覚だけで打つんじゃなくて、謡も気を入れて勉強していきたいともいます。みなさま本当に、ありがとうございました😭 #亀井広忠 #佳名会 #和久荘太郎 #飯田清一 #辰巳滿次郎