18/06/2012
福岡県朝倉市菱野の国史跡・三連水車が17日、水しぶきを上げて回り始め、田植えシーズンの到来を告げた。10月まで24時間動き続け、くみ上げた水は九州有数の穀倉地帯・筑紫平野の水田を潤す。
三連水車と下流の二連水車2基の水車群は、筑後川から引き込んだ「堀川用水路」にあり、江戸時代から農家の営みを支えてきた。農業用水を周辺約35ヘクタールの水田に供給するエコシステムは、地域住民らが「世界農業遺産」認定を目指している。
水車がゆっくり動きだすと、見学の幼児や児童たちは「もっと回れ」と大歓声。今年は梅雨入り後の雨が少なかったこともあり、近くの農家は力強く回る水車を見て「田植えに間に合った」とほっとした様子だった。(2012/06/18付 西日本新聞朝刊より)