01/09/2023
鉄鋼主原料の鉄鉱石10-12月と原料炭7-9月の価格が決定しました。
鉄鉱石は7-9月から4%下がり103ドル/tに。
原料炭は4-6月から15%下がり240ドル/tに。
数年前から比べると大幅な上昇となっており、
日本特有の円安要因もあり多少の下落はあっても大幅な下落が考えにくい状況だと思います。
しかしながら、世界の粗鋼生産の半分以上を占める中国の生産数量が政府の減産指示に逆らって減っていない上、
中国内需要が弱いため先行きの不透明感は強いと思います。
日本国内の需要は中部地区の大手自動車メーカーが過去最高を更新すべく月間生産台数を伸ばしており、
一部では需要は強いものの全体感としては需要は弱い印象を受けている会社が多いのではないでしょうか。
価格に関しては国内高炉材と海外材の価格差が著しく大きく、海外材の採用が急速に進んでいるという印象があります。
それでも原材料価格の高止まりと円安により国内高炉メーカーは値下げ対応を個別品種ではやったとしても全体としては値下げは出来ないというよりやらないという方針だろうと思います。
(要は数量を追うのではなく、採算重視の考え方がこの数年は大きいと思います。)
高炉メーカー、電炉メーカー、単圧メーカー、それぞれ事情が全く違うので個々の対応があってもいいかとは思いますが、
相場への影響も考慮して慎重に価格対応をしているような状況が続くだろうと予想しております。