30/04/2026
第199回「リ・ライフ」セミナーのご報告
テーマ 「日本のアマルフィを行く…おいなあよ 雑賀崎」
日時 / 令和8年4月4日(土) 午後13時25分~17時30分頃まで
場所 / 和歌山市雑賀崎
参加人数 / 6名
今回訪れたのは、斜面に家々が立ち並ぶ独自の美しい景観が「日本のアマルフィ」と称される、港町・雑賀崎です。イタリアの世界遺産「アマルフィ」は急峻な海岸に面して築かれた都市で、周囲を断崖絶壁の海岸に囲まれ、小湾の奥に位置する小規模な浜に作られた港から、断崖上に向かって形成されている街です。
南海「和歌山市」駅改札口に集合、和歌山市語り部クラブ ボランティアガイドの矢本さんといっしょに、バスで雑賀崎に向かいました。バスを降りてまず「レモンの丘公園」まで歩きました。令和3年には、イタリアとの友好の証として旧雑賀崎小学校跡地の丘で、「アマルフィ」の特産物であるレモンの木の植樹等が行われ、『レモンの丘』と名付けられ、今ではレモンの香る「レモンの丘公園」として親しまれています。砲台跡から雑賀崎灯台へ向かいました。幕末の歴史を感じる静かな場所で、目の前に青い海が広がり波音と風を感じながらのんびりと歴史に浸れる予定でしたが、灯台にのぼると強風で飛ばされそうになりました。もう一度是非訪れたい場所でした。番所庭園に向かいました。海へ突き出た岬にあり、芝生と海がマッチした美しい庭園で、バーベキューなども楽しめます。衣美須神社は街の守り神として親しまれ、静かで凛とした雰囲気が漂っています。漁村の街並みは狭い路地が入り組み、迷路のようです。地元の方はどのように暮らしているのでしょうか?ノスタルジックな漁村の風情が色濃く残っていました。下ってきた終点が漁港です。漁船がたくさん並んでいます。今日はおやすみですが、獲れたての魚介類を船上から直接販売で買うことができるとのことでした。斜面に家々が密集した独特な景観になったのは、一説には、大切な船の様子を家から見守るためであったとも言われています。古くからの狭い路地と階段が、迷路のように複雑に張りめぐらされています。かつての雑賀崎漁師は、九州・五島列島や房総半島など各地の海を自由に駆けめぐりました。嵐のなか江戸へみかんを運んだ紀伊国屋文左衛門も、その航海術を参考にしたと言われています。最後に斜面に重なるように建つ家々がイタリアのアマルフィと言われる撮影スポットで記念撮影をして帰りました。
和歌山・雑賀崎の「レモンの丘」から雑賀崎灯台・番所庭園を巡る散策は、日本のアマルフィと称される絶景と、歴史あるノスタルジックな漁村の風情を体感できる素晴らしい体験でした。雑賀崎の魅力は、斜面に沿った美しい景観と、昔ながらの漁村の文化が融合している点にあります。お天気が心配でしたが、強風ではありましたが、小雨程度で思い出に残る楽しい旅でした。
今回の旅は、研究会の顧問でたくさんの建物の完成写真を撮影いただいたカメラマンの細川さんが、生前和歌山大学の先生から雑賀崎の漁村集落の撮影を依頼され、『雑賀崎の集落はええよ!』と絶賛されていたことが始まりです。喜ばれていると思います…。