ラセクゥール株式会社 代表の寿木藍です。私がこの会社を立ち上げた経緯を少しお話ししますね。
私が以前勤務していた歯科医院では、入社当初、院長とスタッフの間に大きな溝がありました。「どこの組織もそんなもんだよ」そう周りからは言われていたので、溝を埋める行動など何一つしていませんでした。すると、どんどん溝は広がり、退職者も後を絶たない。
「早く辞めて専業主婦にでもなりたいな」そう考える日々を過ごすようになっていました。スタッフの間にも揉め事が絶えない中、気づけば3年が過ぎようとしていました。このままだと医院歴が長いというだけで幹部の役職が付けられてしまう、早く辞めないと!
退職を本気で考え始めた時、院内で事件が起こりました。院長とスタッフの喧嘩が始まったのです。私は、その時我に返った気がします。私は、自ら何か一つでも行動してきたのだろうか。みんなと一緒になって愚痴や不平不満を言っているだけではないか。このまま逃げるように退職しても、私の人生は楽しいだろうか。私は、一体どんな人生を歩んでいきたいのだろうか。
自問自答が始まりました。そこで思った事、それが「どうせ働くなら、楽しく働きたい!」でした。では、どうしたら楽しく仕事ができるのだろうか。それは、共に働く人達との人間関係が大きな鍵となる事に気づきました。
家族よりも長く人生を過ごす職場の仲間。そんな仲間と真剣に向き合い、一生懸命仕事がしたい。そこから、私の行動は大きく変わりました。人の顔色ばかりを気にして行動していなかった自分を辞め、自ら率先して医院の為になること、患者さんの為になること、スタッフの為になることを行動していったのです。そして、徹底的に院長とのコミュニケーションを図るようにしました。
始めは声をかけても誰も手伝ってくれない、むしろ批判的な声も聞こえてくることもありました。でも私は諦めない、と自分に言い聞かせ、ただ前を向いてやり続けました。すると、明らかに周りの反応が変わってきました。「私も一緒に頑張りたい!」「寿木さん、何か楽しそう!」一人、また一人と賛同してくれるスタッフが増えてきたのです。
そして、どんどんスタッフを巻き込み、大きなムーブメントが起き始めました。
「日本一スタッフモチベーションが高い歯科医院」と言われるほどになりました。始めはほんの小さな一歩でしたが、継続していくことでこれほどにも大きな成果となることを実感しています。
組織の中での人間関係が良くなり、毎日がとても充実し、楽しく仕事ができています。一人一人が互いの存在価値を明確に、愛情を持って接することができる職場に変わったと思います。現在ではそんな職場に近づきたいと、他の医院や職場からお声がかかるようになりました。1人でも多くの人がそんな毎日を過ごせるようなサポートをしていきたい!と、ラセクゥール株式会社を立ち上げました。