07/08/2026
「赤痢」
今週のNHKドラマ「風、薫る」は新潟の村で発生した赤痢の話である。
亡くなった患者を火葬する煙も出てくる。
73年前のちょうど今頃、広島県の山村でも赤痢が
発生し、ぼくを産んだばかりの母も発症してしまった。
焼き場から立ち昇る煙が、隔離されている納屋の窓から
見えた。
次は自分の番かと、乳飲み子だったぼくを抱いて
母は悲しみにくれていた、と当時小学生だった
叔母から聞いた。
幸いも母は元気になり、91歳まで生きた。
ぼくも感染せずにすんだ。
二人の生命力の強さは、赤痢を生き延びたことで
鍛えられたのかもしれない。