15/08/2026
「米が高ければ、海外から安く買えばいい」
「米が高ければ、パンや麺を食べればいい」
本当に、それで大丈夫でしょうか。
仮に日本の米の生産力が今の半分になったとします。
年間約700万トンの需要に対して、国内で作れる米は約350万トン。
毎年、残り約350万トンを海外から調達し続けなければなりません。
平時なら、それでも買えるかもしれません。
しかし、世界的な不作、異常気象、戦争、物流の混乱、輸出規制、円安などが重なったらどうでしょう。
日本が米を輸入できない状況なら、小麦や大豆、トウモロコシなど他の穀物も、安定して輸入できるとは限りません。
その時になって、
「やっぱり国内で米を増産しよう」
と言っても、簡単には戻せません。
農家が離農し、農地が荒れ、田植機、コンバイン、乾燥施設などを失ってしまえば、生産力の回復には長い年月が必要です。
国内農業を維持するということは、単に「農家を守る」という話ではありません。
国民が、将来も食料を選び、買い、食べられる環境を守ることです。
安い輸入品を利用することと、国内の生産力を維持することは両立できます。
問題なのは、
「海外からいつでも安く買える」ことを前提に、国内の生産力まで失ってしまうこと。
食料安全保障とは、今日一番安いものを買う話ではありません。
海外から買えなくなった時にも、国民が食べていける国を残すこと。
米価を考える時には、5kgの値札だけではなく、その先にある日本の食料供給まで考える必要があるのでは無いかと感じます🌾