04/01/2013
【新年のご挨拶】
砂塚コンサルティングサービスの砂塚です。新年おめでとうございます。
2012年を振り返ってみると、明るい出来事としてはロンドンオリンピックでの日本選手の活躍が思い出されます。メダル獲得数は38個と過去最高でした。さらにオリンピックを含めて世界大会13連覇を達成した吉田沙保里選手は国民栄誉賞に輝きました。一方、外交では竹島と尖閣諸島の領土問題があり、中国では反日暴動や不買運動が勃発して自動車、家電、小売業に少なからず影響が出るという暗い話題もありました。
金融・産業界では、欧州危機が一旦収まり、逃避通貨として円高を続けてきた円が、12月の政権交代と安倍発言を機に円安傾向に転じて日経平均株価も8ヶ月半ぶりに10,000円台に戻しました。米国の財政の崖も期限ギリギリで緩和の見通しが立ち、円相場への悪影響が回避されました。しかしながら、日本の産業界はかなり厳しい状況であることを認識した一年でもありました。周知の通り、電機業界には激震が走り、家電部門は壊滅状態になりました。大胆なリストラもありました。他の業界でも現状打破のための大型合併がありました(証券取引、鉄鋼、発電事業など)。明るい話題として優遇措置に異論はあるもののJALの再上場やソフトバンクの国内外企業の買収による成長指向には勇気づけられました。
また、2012年は週刊ダイヤモンドの読者モニターをして、日本の将来というか次の世代以降の将来について考えた年でもありました。「10年後に食える仕事、食えない仕事」「ワーク・シフト-孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉」「2050年の世界 英『エコノミスト』誌は予測する」では、高度成長期にがむしゃらに働けば生活は豊かになる時代とは価値観も生活様式も全く異なる世界を予測しています。若い世代・まだ誕生していないその先の世代に事業承継ならぬ生活基盤承継の仕組みを残さなければならないと強く思いました。
各世帯に家計があるように、国家の家計をいつまでも赤字のまま放置しておくことはできません。100兆円を突破した社会保障費、回収できない公共工事費など10年、20年プランで取り組んでほしい。安倍政権の下で発足した社会保障制度改革国民会議からは改革案の選択肢が出てきます。どんどん実情を公開して痛みを伴う改革の必要性を国民に納得させるのも政治の役割です。60歳以上の人が国民の総資産の3分の2を、50歳以上では8割を所有する社会では若者の未来が心配です。
(米国では99%の貧困層と言われますが、果たして大丈夫なのだろうか?)
日本の未来は日本単独では創れません。諸外国との経済連携が不可欠です。各国で再選を含めて新しい指導者が誕生しました。米国(オバマ)、中国(習近平)、北朝鮮(金正恩)、韓国(朴槿惠)、ロシア(プーチン)との二国間や多国間での外交交渉にかかっています。
日本のIT業界に目を転じると、引き続きクラウド、携帯端末を中心にeビジネスが活性化します。新しいサービスが続々と登場してくるでしょう。ワクワク感がある一方で、人材、規制、価格競争力などの課題もあります。将来を見据えた事業戦略の下で、競争優位なコア製品やサービスの確立や深化、事業を担う人材の獲得や育成、グローバルな組織作り、規制緩和の先取りや対処が必要です。
弊社では、昨年ESEC他で紹介しましたPDCAの進化版である「ソプラノ」(SOPRANO)を業務改善のアプローチとして提案しています。ソプラノは戦略に沿った目標達成を重視します。上述しました外部環境の下で、攻めの業務プロセスを構築する方法論であり、「戦略」「計画」「適応」「定着」の4つのステップで構成されます。モチベーションも考慮して、組織目標と同時に自己実現の目標を達成する仕組みを提供します。
2013年が皆様にとりまして大きく成長する年になりますことを祈念いたします。