ニュープリンティング株式会社

ニュープリンティング株式会社 印刷業界専門の情報誌を発行する出版社。主な媒体は旬刊プリテックステ? 印刷業界専門の情報誌を発行する出版社。主な媒体は旬刊プリテックステージニュース(毎月3回)、月刊プリテックステージ(月1回)、印刷機材年鑑、印刷ビジネスモデル集。

佐川印刷 愛媛県「令和8年度ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業」に採択 ダンボール活用の地域循環型CO2削減ビジネスで脱炭素化を推進佐川印刷株式会社は、愛媛県が公募した「令和8年度愛媛県ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業」で企画提案が採...
29/08/2026

佐川印刷 愛媛県「令和8年度ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業」に採択 ダンボール活用の地域循環型CO2削減ビジネスで脱炭素化を推進

佐川印刷株式会社は、愛媛県が公募した「令和8年度愛媛県ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業」で企画提案が採択され、実施事業者に選定された。同事業でダンボールを活用した県内循環型のCO2削減ビジネスモデルを取り組み、地域の脱炭素化と循環型ものづくりの推進を図る。 tableオリジナルカルトン:ダンボールにデザインで付加価値を ダンボール製品への転換による環境負荷低減と地域循環 同事業は、プラスチックやスチールなどで従来作られてきた家具、什器、掲示物などをダンボールへ転換し、CO2排出量の削減を目的とする。佐川印刷はダンボールを梱包用途以外へ展開するための企画、設計、試作を行う。 あわせて、ダンボール素材の開発から製造、販売、回収、リサイクルまでを愛媛県内で完結させる循環型ビジネスモデルの実現可能性を実証する。脱炭素と、紙・印刷産業をはじめとする地域のものづくり産業の活性化を両立させる新たなモデルを。ダンボールはリサイクルが進んだ資源循環に優れた素材であり、同社が培ってきたデザイン、立体設計、デジタル印刷、加工・試作技術を活用して家具や什器、ディスプレイなどへの展開を広げる。 独自の技術活用とビジネスモデル構築への挑戦 佐川印刷は「ビジネスモデルの中でCO2削減につながる仕組み」を地域に作ることを目指す。「愛媛グローカル・フロンティア・プログラム(EGF)」で優秀賞の評価を得たビジネスプランを基に、素材の開発からリサイクルまでを県内で循環させる体制を整える。 同社は2026年4月に「未来を創るためのゼロカーボン宣言」を制定し、「えひめゼロカーボン・チャレンジ企業」の認定を受けている。ISO14001自己適合宣言やグリーンプリンティング工場認定の取得、太陽光発電設備や電気自動車、バイオディーゼル燃料の導入など、環境負荷低減に継続して取り組んでいる。 今後の展開と地域経済への貢献 今後は同事業の進捗を随時公表し、成果報告会や展示・イベントなどを通じて愛媛県内企業への横展開を進める。佐川印刷は、同事業を通じて地域における循環型ものづくりを推進し、脱炭素社会の実現と地域経済の発展に寄与する。

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】佐川印刷株式会社は、愛媛県「令和8年度ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業」の実施事業者に選定された。ダンボールを活用した家具や什器への転換、県内完結のリサイクル.....

アドビ 2026年版クリエイターツールキットレポート発表 日本のSNSクリエイターの64%がAI活用も「人間の判断」を最重視アドビ株式会社は、日本、米国、英国、フランス、ドイツ、韓国、インド、オーストラリアといった世界8カ国のSNSクリエイ...
28/08/2026

アドビ 2026年版クリエイターツールキットレポート発表 日本のSNSクリエイターの64%がAI活用も「人間の判断」を最重視

アドビ株式会社は、日本、米国、英国、フランス、ドイツ、韓国、インド、オーストラリアといった世界8カ国のSNSクリエイター1万6,000人以上を対象に実施した調査結果をまとめた「2026年版 クリエイターツールキットレポート」より、日本の調査結果を発表した。同レポートは、日本のクリエイターがAI時代にどのような創作活動を行い、どのような価値観を持っているかを明らかにしている。 クリエイティブAIがワークフローと成長を支える基盤へ 日本のクリエイターの64%はクリエイティブAIを利用しており、そのうち63%が自身の仕事に完全に統合、または積極的に活用していると回答している。また、81%はビジネスやフォロワー基盤の成長が加速したと回答し、クリエイティブAIが実験的なツールの段階を超え、クリエイターエコノミーを支える重要な存在であることを示した。 さらに日本のクリエイティブAI利用者の84%が1年前より生成AIの利用頻度が増加したと回答。52%はAIの活用によってクリエイターとしての自信が高まり、創作活動がよりプロフェッショナルになったと述べ、30%がAIを活用したコンテンツの方が一貫して高い成果を上げていると回答している。 独自性の追求と人間による最終判断の重要性 AIを活用したコンテンツが普及するなか、クリエイターならではの視点や判断力、センスといった人間ならではの価値がこれまで以上に重視されている。調査では87%が、創造的な感性や美意識といったクリエイターならではの個性はAIでは再現できないと回答した。また、AI出力の精度を全面的に信頼している日本のクリエイターは18%に留まり、グローバル平均の23%と比較して、ディテールへのこだわりをAIに委ねず自身で作業する傾向が強い。制作スピードの向上については93%が有効と評価する一方、49%はAIの出力が共有可能な状態になるまでに中程度以上の編集が必要だと考えている。 エージェント型AIへの期待とコントロール性の確保 次世代の「エージェント型AI」については、55%が実際に利用経験がなく普及は限定的な段階にある。しかし、クリエイターは創作プロセスの効率化に期待を寄せており、AIによって生まれた時間を新しい創作スキルの学習や、より高度なアイデアの検討に充てる意向を持つ。 AIエージェントに自律性を持たせる安心条件については、40%がいつでも確認や編集、元に戻すことができるコントロール性を求めている。これに続き、32%がエージェントの行動内容や理由に関する透明性を、30%がアクセス可能なデータやツールに対する明確な制限を求めている。

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】アドビ株式会社は、世界8カ国のSNSクリエイターを対象とした「2026年版クリエイターツールキットレポート」の日本調査結果を発表した。国内クリエイターの64%がAIを利用し成長を...

新晃社 デジタル印刷機「Revoria Press PC2120」を新規導入 1パス6色エンジンでメタリック表現や特殊紙印刷など高付加価値ニーズに対応株式会社新晃社は、品質向上と生産体制の強化、および新たな印刷表現の追求を目的に、富士フイル...
28/08/2026

新晃社 デジタル印刷機「Revoria Press PC2120」を新規導入 1パス6色エンジンでメタリック表現や特殊紙印刷など高付加価値ニーズに対応

株式会社新晃社は、品質向上と生産体制の強化、および新たな印刷表現の追求を目的に、富士フイルムビジネスイノベーション製の最新鋭プロダクションプリンター「Revoria Press PC2120」(PC2120)を導入した。同社が得意とする「疑似エンボス加工」や「箔押し」などの特殊印刷技術と組み合わせ、多品種小ロット化や短納期化、高付加価値な印刷物へのニーズに柔軟に対応する。 1パス6色エンジンで特殊トナーを活用した多彩な表現を実現 同機は、基本のCMYK4色に加え、シルバー、クリア、ホワイト、ピンクなどの特殊トナーを最大2色同時に搭載できる「1パス6色プリントエンジン」を採用している。これにより、メタリックカラーの表現や濃色紙・特殊紙への印刷を、より手軽かつスピーディーに実現する。新晃社は、同機の導入によって特殊印刷のアイデアを迅速に形にする体制を整え、他社との差別化を図る。 毎分120ページの高速出力とAI技術による自動調整で生産性を向上 生産面では、A4サイズでカラー・モノクロともに毎分120ページという高速プリントを維持する。急ぎの案件や突発的な大ロットの注文に対しても、余裕を持った短納期対応が可能となる。また、最新のAI技術や各種センサーによる自動調整機能を搭載しており、色合わせや表裏見当合わせなどの作業を高度に自動化する。これにより、常に安定した最高クラスの高画質印刷を提供するとともに、社内工程の省力化と生産効率の向上を実現する。 自社ブランド「印刷加工実験室」での新商品開発にも活用 新晃社は、同機の導入により既存顧客へのサービス向上や納期短縮を図るだけでなく、自社ブランド「印刷加工実験室」で新たなオリジナル商品の開発にも積極的に活用する。最新設備の導入と長年培ってきた特殊印刷・加工技術を掛け合わせ、顧客の課題解決とビジネス発展に貢献するパートナーとして、ワンストップサービスの提供を強化する。

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】株式会社新晃社は、富士フイルムビジネスイノベーションの「Revoria Press PC2120」を導入した。1パス6色エンジンにより、シルバーやホワイト等の特殊トナーを用いた高付加価値印刷.....

京セラ 8月29日開催「言語聴覚の日 in かながわ2026」に出展 会話をリアルタイムで図解化するCotopatの新機能を参考展示京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、8月29日にかながわ県民センターで開催される「言語聴覚の日 i...
28/08/2026

京セラ 8月29日開催「言語聴覚の日 in かながわ2026」に出展 会話をリアルタイムで図解化するCotopatの新機能を参考展示

京セラドキュメントソリューションズ株式会社は、8月29日にかながわ県民センターで開催される「言語聴覚の日 in かながわ2026」に出展し、字幕表示システム「Cotopat(コトパット)」の最新機能「リアルタイム図解機能」を参考展示する。 会話の要点を視覚化するリアルタイム図解機能 同社は、一般社団法人神奈川県言語聴覚士会が主催する同イベントで、スクリーンタイプの「Cotopat Screen」とモバイルタイプの「Cotopat Mobile」に搭載するリアルタイム図解機能を紹介する。リアルタイム図解機能は会話内容をリアルタイムで解析し、要約・図解化して視覚的に伝えるシステム。失語症者の支援現場で用いられる「要点筆記」の考え方を取り入れており、長い説明や複雑な会話の中から日時、場所、手続きなどの重要情報を整理して表示する。 Cotopat ScreenとCotopat Mobile 医療機関での説明や行政窓口での相談など、正確な理解が求められる場面での活用を想定している。失語症のある方だけでなく、一度に多くの情報を理解することが難しい高齢者や外国人、聴覚障がい者、発達障害のある方など、情報を視覚的に把握する必要がある幅広い利用者への円滑なコミュニケーションを支援する。 現場との共創により開発された支援技術 リアルタイム図解機能は、神奈川県言語聴覚士会や失語症当事者との継続的な対話とフィードバックを通じて開発された。AIが言葉をそのまま文章化する際に生じる「情報量が多すぎて理解の負担になる」という課題に対し、現場の声を反映した改良を重ねることで、利用者目線での使いやすさを追求している。 左:従来の画面、右:要点筆記の考え方を取り入れた図解表示のイメージ (上:字幕なしの画面、下:字幕ありの画面) 開発を担当した山本康司氏は、単なる文字化ではなく相手が理解しやすい形での情報伝達を目指したと述べている。また、神奈川県言語聴覚士会の信夫晶子氏は、文脈を判断して要約する同機能が、情報を視覚的に理解したいすべての人にとって優しい技術であると評価している。同社は、誰もが安心してコミュニケーションできる社会の実現に向け、今後も開発を継続する。 開催概要 日時:2026年8月29日(土)10:00~15:00 場所:かながわ県民センター(神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2) 対象:不問(事前の申し込み不要) 詳細:公式サイト(

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】京セラドキュメントソリューションズは、8月29日に開催される「言語聴覚の日 in かながわ2026」に出展し、字幕表示システム「Cotopat」のリアルタイム図解機能を参考展示する。会話...

リクエスト 実務資料「AI時代、なぜ『なぜ』が出てこないのか」公開 33万人超のデータ分析から生成AI時代の原因探索と仕事の設計を提案リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の業務経験データ分析と企業研修における実践観察に基づき、実務資...
27/08/2026

リクエスト 実務資料「AI時代、なぜ『なぜ』が出てこないのか」公開 33万人超のデータ分析から生成AI時代の原因探索と仕事の設計を提案

リクエスト株式会社は、980社・33.8万人の業務経験データ分析と企業研修における実践観察に基づき、実務資料「AI時代、なぜ『なぜ』が出てこないのか」を公開した。同資料は、データや生成AIが増加する中で、原因を確かめる前に既知の施策へ進んでしまう仕事の構造を整理し、AIを「問いの構造化」の補助者として活用する設計など、課題解決に向けた具体的な実務提案を行っている。 業務経験データの分析と判断経験の定義 リクエストは、2022年から2025年にかけて顧客接点や現場業務を持つ980社・33.8万人の業務経験データを分析した。同分析では、対象企業の82%で仕事の中の「判断経験」が減少し、58%で上司への確認頻度が増加、64%で前例への依存度が上昇したという記述的な傾向を確認した。 同資料では、判断経験を単なる最終決定ではなく、「事実の確認」「対象範囲の確認」「比較による差の把握」「原因仮説の構築」「仮説の検証」「施策の選択と振り返り」という一連のプロセスとして定義している。2026年8月に実施した10社のリーダー研修における実践観察では、広域データによって「差」に気づくことはできても、その背景にある「なぜ」という問いが表出しにくい現状を明らかにした。 生成AIを問いの構造化の補助者として活用 同資料は、生成AIを単なる「答えを出す道具」としてではなく、原因探索を支援する補助者として活用する方法を提示している。生成AIに直接施策案を求めると、問題設定や原因仮説が不適切なまま、もっともらしい対応策だけが速く進むリスクがある。これに対し、事実と解釈の分離、代替仮説の提示、反証材料の整理、不足情報の特定といった「問いの構造化」をAIに担わせる役割分担を推奨している。 また、問いの表出を個人の意欲や能力に依存させるのではなく、組織の仕組みとして設計する必要性を説いている。会議の議題や報告書の書式、AIへの入力テンプレートなどに、事実確認や比較、原因仮説の検証プロセスを組み込むことで、組織的に問いが生まれ、判断理由が蓄積される仕事の構造を提案している。

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】リクエスト株式会社は、33.8万人のデータ分析に基づき、AI時代に「問い」が生まれない仕事の構造を分析した実務資料を公開した。生成AIを答えの生成ではなく「問いの構造化」に....

【パーソナライズ印刷特集】ニュープリンティング『独自アンケート調査結果』 パーソナライズ印刷の「リアルな手応え」と「参入への高い壁」公開中 ▶特設ページはこちら◀ パーソナライズ印刷の「リアルな手応え」と「参入への高い壁」実践企業10社のア...
27/08/2026

【パーソナライズ印刷特集】ニュープリンティング『独自アンケート調査結果』 パーソナライズ印刷の「リアルな手応え」と「参入への高い壁」

公開中 ▶特設ページはこちら◀ パーソナライズ印刷の「リアルな手応え」と「参入への高い壁」実践企業10社のアンケートから見えたホンネ ニュープリンティング株式会社が運営するオンラインニュースサイト「NEWPRINET」では、印刷企業におけるパーソナライズ印刷への取り組み実態や現場のホンネを可視化することを目的とした特別アンケート調査を実施した。 紙やインクの価格高騰や、デジタル印刷機の普及を背景に、「大量生産」から「個客最適」へと価値の重心がシフトするなか、先行して取り組む企業はどのような手応えを感じ、どのような障壁に直面しているのか。本稿では、すでに日常的なビジネスとしてパーソナライズ印刷を展開している実践企業10社のリアルな回答をもとに、その集計結果、現状分析、未来予測、そして抱える構造的課題を詳細に報告する。 調査概要 調査対象: 「NEWPRINET」読者(印刷会社) 有効回答数: 10社 回答企業の従業員規模: 10名未満:1社 11〜50名:6社 51〜100名:2社 101名以上:1社 カテゴリ別の主要な集計結果 回答者がすべて「デジタル印刷機」を標準装備 「現在の保有設備を教えてください(複数回答可)」の設問では、回答した10社すべてが「デジタル印刷機」を保有していた。また、「枚葉印刷機」を併せ持つ企業も8社に上り、デジタルとアナログのハイブリッド運用体制を確立している。 デジタル印刷機: 10社 後加工機: 9社 製本機: 9社 枚葉印刷機: 8社 オフセット輪転印刷機: 2社 その他: 1社 パーソナライズ印刷取り組み状況は100% ■ 【Q1】貴社における「パーソナライズ印刷(可変・小ロット含む)」への 取り組み状況は? 本アンケートでは、回答者全員がパーソナライズ印刷を「①すでに日常的なビジネスとして取り組んでいる(または過去実績あり)」を選択した。未導入企業の予測ではなく、実戦を重ねてきた「当事者」だからこそ語れるデータが抽出された。 価格競争からの脱却より「既存顧客の囲い込み」が最多 ■【Q2】実際にやってみて(または準備してみて)感じている 「一番のメリット」は?(複数回答可) 一番のメリットについて、最も多くの票を集めたのが「既存顧客との関係が深まり、囲い込みができた」(9票)であった。 既存顧客との関係深化・囲い込み:9票 新規顧客の開拓(新規業界等): 5票 自社の技術力・ブランドイメージ向上:5票 単価・利益率が高い(価格競争からの脱却): 4票 単なる「高単価・高利益率」という経済的メリット以上に、競合他社とのスイッチングを防ぐ「強力な顧客防衛策」としてパーソナライズ印刷が機能している実態が明らかになった。 最大のボトルネックは技術的課題を超えて「営業・提案力」が突出 ■【Q3】推進する上で「最も苦労している(ボトルネック)」ことは? (複数回答:最大2つまでお選びください) ボトルネックについての、「提案力・営業力の不足(クライアントに価値を伝えきれない)」が6票でトップとなった。 【推進上のボトルネック(複数回答・最大2つ)】 提案力・営業力の不足:6票 小ロット・多品種ゆえの後加工・仕分け・配送の手間:4票...

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モリサワ 第32回モリサワ文字文化フォーラム  「ここちいい文字と場所 ―文字から本へ、本から書店へ」 株式会社モリサワは2026年7月31日、第32回モリサワ文字文化フォーラム「ここちいい文字と場所 ―文字から本へ、本から書店へ」を開催し...
27/08/2026

モリサワ 第32回モリサワ文字文化フォーラム  「ここちいい文字と場所 ―文字から本へ、本から書店へ」

株式会社モリサワは2026年7月31日、第32回モリサワ文字文化フォーラム「ここちいい文字と場所 ―文字から本へ、本から書店へ」を開催した。グラフィックデザイナー 高橋善丸氏と森岡書店代表 森岡督行氏が登壇。書体そのものだけでなく、紙・余白・空間・時間との関係から生まれる“ここちよさ”や、本を介したコミュニケーションの可能性が多角的な視点で語られた。それぞれの独創性が際立つ、密度の高い講演となった。 第1部 高橋善丸氏「文字から、想像を促すデザインへ」 高橋氏は、文字デザインは可読性を土台に「機能性」、新しさや独創性を生む「先進性」、楽しさや情景を伝える「情感」を加えることで、「見て読んでここちいい文字」が生まれると説明した。文字は情報を伝えるだけでなく、見る人に印象や情景を与える存在であり「文字を読むための書体」ではなく「言葉をデザインする」という視点が重要だと語った。 また、グリッドを基盤に、線や交点の強調、有機的な曲線、文字の本質だけを残す簡略化などを取り入れることで、文字に意味や情景を与える表現を紹介。「文字デザインは、記号を超えた感覚のコミュニケーションである」と述べた。 続いて、「想像を促すデザイン」をテーマに「人は経験や記憶をもとに不足した情報を補いながら物事を理解している」と解説。「リアリティというのは、写実的な映像を見せるということではなく、どう相手の想像力を持ってリアリティを感じさせるか」が重要だと語る。 さらに、立体や空間を想像させる文字、水面や影によって時間や情景を表現する手法、欠けた文字や視覚・心理効果を活用した作品などを紹介。 最後に、「私の作品は、相手の既知情報を利用し、イメージのきっかけを与えれば、脳が映像をつくりあげてくれる。直接的な表現を避ける日本的なコミュニケーションをグラフィックデザインで表現している」と締め括った。 第2部 森岡督行氏「1冊の本を売る書店」 森岡氏は、「戦争や争いではなく、デザインや美しいものとつながって生きたい」という思いから、「1冊の本を売る書店」を始めた。 日本工房ゆかりの建物に店を構え、毎週1冊の本をテーマに店全体でその世界観を表現した展覧会を開いている。 自ら会いたい人に会いにいくことが仕事の醍醐味だと話し、人との出会いはすぐに成果に結びつかなくても、将来の新しい仕事につながることがある。その積み重ねが「未来をつくる」と話す。著者の人生や作品についてじかに話が聞けることが自身の仕事への原動力になっていると語った。 そして、写真家ソール・ライターの蔵書に残された書き込みや、高木由利子氏のモノクロ作品を例に挙げ、人の想像力によって心の中に生まれる世界も「ここちいい場所」になり得ると説明した。 また、紙の本には今なお大きな価値があるとし、丹精込めて作り上げた展覧会の図録が高価格にもかかわらず多くの人に支持された事例を紹介。 海外から注目を集めた「1冊の本を売る書店」の取り組みや、似顔絵をきっかけに新たな展開が生まれた経験を通して「好きなことを徹底して続けることが新しい価値を生む」と語り「デジタル時代だからこそ、逆に紙の本や文字、読めない文字に取り組むことで、自ずと新しさが生まれるのではないか」と話を締め括った。 第3部 クロストーク 対談は質疑応答も交え、それぞれのテーマでデザインや本の価値について語り合った。 「想像を促すデザイン」では、高橋氏が色や素材を削ぎ落とし、現在は「造形と光」に表現を絞っている。水墨画を例に、情報をあえて抑え見る側の想像に委ねることで、より深い世界が生まれる。見る人の想像力を引き出し、より豊かな世界を生み出すという「想像を促すデザイン」の本質が語られた。 「寒河江百貨店のミニマムな空間」では、森岡氏が故郷・山形県寒河江市で手がけた、旧百貨店を活用した取り組みを紹介。高校生が自習する場として自然に定着するなど、視点を変えることで、地域の商業施設に新たな賑わいや価値を生み出せることを示した。 「書籍にどう向き合っていくか」では、高橋氏はデジタルデータが技術の変化で閲覧できなくなる一方、本は何百年経っても読み継ぐことができる。「人は知識だけでなく、感動そのものを所有したい」という思いが、紙の本の価値につながっていると述べ、森岡氏も深く共感した。 質疑応答では、ポスターは「3秒以内に興味を引く」ことや、商業案件と文化性の高いデザインにおける提案方法の違いを高橋氏が語った。また「ここちいい文字と場所」の軸として、森岡氏は「今ここにいる人と時間を大切にすること」、高橋氏は新しさやインパクトだけでなく、人に寄り添うデザインの価値を見つめ直すことの大切さを語った。 最後に森岡氏は、高橋氏の新刊を書店で紹介したいと提案し、高橋氏も快諾。互いの活動を通じて「ここちいい文字と場所」をつくっていきたいという思いを共有し、フォーラムは締め括られた。

株式会社モリサワは2026年7月31日、第32回モリサワ文字文化フォーラム「ここちいい文字と場所 ―文字から本

ニシカワ 豊島区のショールーム「MG CAMP」を特別開放 3DCGホログラムや空間再現ディスプレイを展示【9月11日】株式会社ニシカワは、9月11日に東京都豊島区のショールーム「MG CAMP」で、最新のデジタルコンテンツを自由に体験でき...
27/08/2026

ニシカワ 豊島区のショールーム「MG CAMP」を特別開放 3DCGホログラムや空間再現ディスプレイを展示【9月11日】

株式会社ニシカワは、9月11日に東京都豊島区のショールーム「MG CAMP」で、最新のデジタルコンテンツを自由に体験できる特別開放を実施する。同イベントでは、3DCGホログラムや空間再現ディスプレイといった先端機材を展示し、来場者が直接コンテンツに触れることで企画のアイデア創出や情報収集を行う場を提供する。 3DCGホログラムや空間再現ディスプレイなど最新機材を展示 同ショールームでは、多様なデジタル機材とコンテンツを完備している。3DCGホログラムは、正面投影タイプの24インチ、3面から視認可能な23インチ、4K高画質対応の55インチの計3種を展示する。それぞれ光と音を連動させた演出や、異なるアングルからの商品確認に適した特性を持つ。 また、専用メガネなしで没入感のある立体映像を楽しめる空間再現ディスプレイや、等身大の人物表示や縦長コンテンツの投影に適した18インチおよび75インチのボックス型透過ディスプレイも設置する。 自由な予約制で最新のデジタル技術を体験 特別開放日は、希望する時間帯を自由に予約して見学できる。実物のコンテンツに触れてみたいといった要望や、具体的な企画のアイデア探しなど、幅広い目的での利用ができる。会場ではスタッフが各コンテンツの機能や活用方法について案内する。 なお、次回は11月18日の開催を予定している。 開催概要 日時:9月11日(金)11:00〜17:00 場所:東京都豊島区東池袋2-13-14 マルヤス機械ビル3F 株式会社テトラ内 予約・詳細:

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】株式会社ニシカワは、9月11日に東京都豊島区の「MG CAMP」で最新デジタルコンテンツの特別開放を実施する。3DCGホログラムや空間再現ディスプレイ、透過ディスプレイなどの実機を....

【パーソナライズ印刷特集】総論②年代別に見るカスタマイズ印刷の市場ニーズ 紙以外の「Tシャツ・パーカー」急成長公開中 ▶特設ページはこちら◀ カスタマイズサービスへの関心度を調査カスタマイズしたいアイテムは全年代で「Tシャツ・パーカー」が1...
26/08/2026

【パーソナライズ印刷特集】総論②年代別に見るカスタマイズ印刷の市場ニーズ 紙以外の「Tシャツ・パーカー」急成長

公開中 ▶特設ページはこちら◀ カスタマイズサービスへの関心度を調査カスタマイズしたいアイテムは全年代で「Tシャツ・パーカー」が1位に オリジナルウェア・グッズの製造販売を行う株式会社プラスワンインターナショナルは20代~60代それぞれ200人を対象に「カスタマイズ商品」に関する調査を実施した。 近年、個性を重視する消費者の増加とともに、商品のパーツを好みに合わせて選ぶなど、さまざまなアイテムでのカスタマイズサービスが広がっている。実際に、どれくらいの人がカスタマイズに関心を持ち、どのようなカスタマイズをしているか。本調査は、年代別にカスタマイズへの関心度やウェアカスタマイズの利用実態、サービス利用時に重視するポイントを明らかにすることを目的に行われた。 カスタマイズへの関心度トップは40代 「カスタマイズできる商品」の利用状況を聞いたところ、購入・検討したことある人の割合は40代(36.8%)が最も高く、次いで30代(33.3%)、20代(29.8%)となった。60代は約20%にとどまり、年代によって利用状況・認知度に差が見られた。 20代~40代はファッション系アイテムのカスタマイズが中心 設問1で「購入したことがある」「購入を検討したことがあるが、注文までは至らなかった」と回答した人に、「どのようなカスタマイズできる商品を実際に購入・検討しましたか?」と質問したところ、20代~40代では『カジュアルウェア』『ファッション雑貨』『アクセサリー』といったファッション性の高いアイテムが上位を占めた。30代は他の年代に比べ、幅広いアイテムでのカスタマイズに関心を示していることがうかがえる。50代以降では『生活雑貨』や『文房具』のカスタマイズが多く見られた。また、スマホケースなどのデジタル雑貨は、多くの年代で人気を集めている。 ウェアのカスタマイズ方法、最も選ばれているのは「プリント」 Tシャツやパーカーなどのカジュアルウェアのカスタマイズを経験・検討したことがある人を対象に、「どのようなカスタマイズを検討しましたか?」の質問への回答は『プリント』が最も多く、次いで『刺繍』となった。実際に購入した人の実施は少なかったものの、購入に至らなかった人では『撥水加工やUVカット加工など機能追加』の検討が目立った。 ウェアカスタマイズ、本体のこだわりポイントとは カスタマイズ商品を購入・検討したことがある人を対象に、「カスタマイズできるウェアを購入するとしたら、ウェア本体でこだわりたいポイントは何ですか?」の質問の回答は全年代で『色』『素材』『価格』が上位となった。年代別に見ると、20代・40代では『色』、30代では『価格』、50代では『素材』が特に重視される傾向があり、60代は満遍なくこだわりがあることがうかがえる。 ウェアカスタマイズの金額感は、1,000円~6,000円台と幅広く分布 カスタマイズ商品を購入・検討したことがある人を対象に、カスタマイズできるウェアを購入する場合の1着あたりの金額感について聞いてみたところ、『4,000円~6,000円』が最も多く、次いで『1,000円~3,000円』と続き、購入経験の有無による金額感の差は見られなかった。価格帯は1,000円~6,000円台と幅広く、手頃な価格で楽しみたい人からしっかりこだわりたい人まで、カスタマイズの志向は多様であることがうかがえる。 自由度の高いカスタマイズが求められる傾向に カスタマイズ商品を購入したことがある人を対象に、カスタマイズサービスについて「もっとこうだったら良かった」と思うことについて聞いてみたところ、各年代で『プリント・加工の種類が豊富だったら良かった』『プリント・加工の位置を自由に選べたら良かった』『アイテムの種類が豊富だったら良かった』といったカスタマイズそのものに関する要素が上位に挙がった。また『仕上がりイメージを確認できたら良かった』『サンプルの確認ができたら良かった』といった完成品への不安を解消するための要望も多く見られた。 20代~30代からは、『注文から受け取りまでの時間が短ければ良かった』『WEB・スマホで完結できたら良かった』といった声も寄せられ、カスタマイズの自由度だけでなく、どこでも利用できる手軽さや短時間で作れることなど利便性への意識もうかがえる。 20~30代は「コラボ」、40代以降は「話題性」に注目 カスタマイズ商品を購入・検討したことがない人を対象に、「どのようなシーン・用途であればカスタマイズできるサービス・商品を検討しようと思いますか?」と質問への回答は、全年代で『プレゼント・ギフト』が最も多く、次いで『記念品』となり、特別な贈り物としてカスタマイズ商品が検討されやすいことがわかった。3位以降を見ると、20代が『会社イベント・販促ノベルティ』、30代・60代が『ライブイベント・推し活』、40代が『販売』、50代が『スポーツ観戦や応援グッズ』と、年代ごとに検討されやすい用途に違いが見られた。続けて、「どのようなきっかけや後押しがあればカスタマイズできるサービス・商品を検討しようと思いますか?」と質問では全年代で『セール・キャンペーン』『セット割引』がきっかけとなることがわかった。年代別に見ると、20~30代では『コラボ』、40代以降では『話題性』も検討のきっかけになる。 カスタマイズ経験者は“自由度” 重視、未経験者は“わかりやすさ” 重視 全ての回答者を対象に、カスタマイズサービスで重視する点を聞いたところ、『価格が手頃』であることが多く挙げられた。購入経験者は、前問の「カスタマイズサービスに対する要望」の回答と同じ傾向となり、『アイテムの種類が豊富』『プリント・加工の種類が豊富』など、カスタマイズそのものに関する要素を重視している。購入未経験者は、『注文方法がわかりやすい』を重視していることが明らかになり、注文方法のわかりやすさもサービス利用の後押しになると考えられる。 Tシャツなどのカジュアルウェアに高い関心 最後に、今後カスタマイズしてみたいアイテムについて聞いてみたところ、全年代で『Tシャツ・パーカーなど』の回答が最も多く、カスタマイズ商品として関心の高いアイテムであることが明らかになった。 『スマホケース』も人気があり、スマホ普及率の高さから多くの人にとって身近で関心を持ちやすいアイテムと考えられる。 【まとめ】カスタマイズ経験者は自由度、未経験者は注文のわかりやすさを重視 今回の調査では、カスタマイズできる商品の利用状況や認知度について、年代で差が見られ、購入・検討したことがある人は40代が最も多い結果となった。カスタマイズアイテムについては、20~40代ではウェアやアクセサリーなどファッション性の高いアイテム、50代以降は生活雑貨に関心が集まったが、スマホケースなどのデジタル雑貨は年代を問わず人気を得ている。 ウェアカスタマイズでは、プリントでの加工が多く選ばれ、ウェア本体には『色』『素材』『価格』にこだわる傾向が見られた。カスタマイズサービスについては、アイテムや加工の種類・位置など自由度の高さや、仕上がりイメージやサンプル確認による安心感を求める声が寄せられた。さらに20~30代では、注文から受け取りまでのスピードやWEB・スマホで完結できる利便性が重視されている。 カスタマイズ未経験者が利用を検討するシーンとしては、全年代で「プレゼント」が圧倒的に多く、利用のきっかけとしては、セールやキャンペーンなどお得なタイミングが影響しており、20~30代ではコラボ、40代以降では話題性も後押しになる。 カスタマイズサービスで重視する点は、利用者経験者はアイテムや加工の種類など自由度を重視する一方、未経験者は注文方法のわかりやすさを重視する傾向が明らかになった。 今後カスタマイズしてみたいアイテムは、全年代でTシャツなどカジュアルウェアが人気を集めた。スマホケースにも関心が集まり、身近で日常的に使うものを、自分好みや使いやすさに合わせてカスタマイズしたいと思う人が多いことがうかがえる。 株式会社プラスワンインターナショナル(

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東グラ三多摩支部 三鷹で「印刷業界のためのSNSマーケティング講座」開催 SNS×印刷会社のアセットで独自の価値創出を目指す東京グラフィックサービス工業会(東グラ)三多摩支部は8月20日、東京都三鷹市のMusashino Valleyで「印...
26/08/2026

東グラ三多摩支部 三鷹で「印刷業界のためのSNSマーケティング講座」開催 SNS×印刷会社のアセットで独自の価値創出を目指す

東京グラフィックサービス工業会(東グラ)三多摩支部は8月20日、東京都三鷹市のMusashino Valleyで「印刷業界のためのSNSマーケティング講座―紙の価値をマーケティングの力で広げる」を開催した。会場には三多摩支部員以外の参加者も含め約40名が集まった。特別講師に株式会社EMOLVA 代表取締役の榊󠄀原清一氏を迎え、SNSマーケティングと印刷会社の持つアセットを掛け合わせることの可能性を示すセミナーとなった。 榊󠄀原氏によるセミナー 地域の人や同業界の人にも広く役立つ情報を提供 開催挨拶に立った三多摩支部の川井伸夫支部長(株式会社文伸)は、「当初は東グラ会員向けのセミナーを企画していたが、地域の人や同業界の人の役に立つような内容にしたいと考え、無料のSNSセミナーを開催することとなった」と開催の経緯を語り、非会員の参加者向けに東グラの活動などを紹介した。 セミナーの前には、エンターテインメント事業を行っている株式会社櫻澤瀉(さくらおもだか)のCEOでスタンドアップコメディアンの櫻澤 啓氏が登壇し、スタンドアップコメディを披露。軽快なトークで参加者の笑いを誘い、和やかな雰囲気でセミナーが幕を開けた。 挨拶する川井支部長 スタンドアップコメディを披露する櫻澤氏 印刷を“使う”、SNSを“使う” セミナーで榊󠄀原氏は、「紙かWebか」ではなく「紙もWebも」提案できる企業へ変革する重要性について講演した。冒頭、具体的な数値を用いて印刷業界の市場の現状を提示。印刷用紙需要が91年ピーク時から44%減、事業者数も21年間で62%減少していること、2025年だけで321社が市場退出したことなどを挙げ、縮小傾向を指摘した。一方で「情報を運ぶ紙(グラフィック用紙)」は減っているが「物を包む紙(板紙)」は横ばいであること、CDのジャケットや御朱印帳、映画の鑑賞特典など「モノであることに価値がある」印刷物は伸びていることを紹介した。上記のデータを踏まえ、「印刷会社は、“印刷を目的にする会社”と“印刷を手段として次のビジネスに繋げる会社”に分かれている。印刷業を手段にできる会社がこの先残っていくと思う」と見解を述べ、「印刷会社に限らず、“業界・職種”ではなく“人”によって残るか残らないかが決まる。この考え方はSNS事業者である自社にも当てはまる」と述べた。 講座を行う榊󠄀原氏 なお、マスメディアからインターネットへ、検索エンジンからSNSへ、さらにこの2〜3年でショート動画等により「調べなくても情報が自動的に入ってくる時代」に変化したと説明。これによりSNSを活用する企業としない企業の差が拡大していると語った。さらに購買行動プロセスにおいて、SNSは最初の「認知」と最後の「拡散・シェア」の両端を担う点で唯一無二であり、一方で印刷物は主に中間(比較・検討)に強みを持つと持論を展開し、両者を掛け合わせる必要性を強調した。 プラットフォーム×施策×印刷会社のアセットで価値創出 次に榊󠄀原氏は、SNS業界の構造的課題を紹介した。インスタ・TikTok・YouTube・X等、SNSのプラットフォームは多数存在する。そこに公式アカウントの運用やインフルエンサーの起用、タレントの起用、ユーザーによる口コミ(UGC)等の“施策”を組み合わせると20以上のパターンがあり、これらをどのように組み合わせて活用するのかを決めるのがSNSマーケティングであると解説。さらに「宣伝動画の再生回数は多いものの実売に繋がらなかったケース」、反対に「宣伝動画の再生回数は少なかったものの実売に繋がったケース」を挙げ、「バズ」と「売上・集客」は必ずしも直結しないことを説明した。 榊󠄀原氏は「SNS運用の効果を得るには、当て込みではなく、各企業が“きちんと最適解を出して戦略を立てた上でSNSを運用する”という概念を持つことが大切」とし、自社に適したプラットフォームで、自社に適した施策を打つことの重要性を述べた。同氏の会社EMOLVAによるブランディング戦略について複数の事例を紹介しながら、「戦術ではなく戦略を描けるかどうかが重要だ」と強調した。最後に、印刷会社が持つ現場知識、顧客との長年の関係性、地域の歴史等は「AIには代替できないアセット」であり、これをSNSと掛け合わせることで独自の価値を創出できると提案。「受けた仕事をこなすだけでなく、クライアントの本当のニーズを掘り起こす」ことが今後のビジネスモデルとして重要だとし、自社との協業も呼びかけて講演を締めくくった。 セミナー参加者

【印刷業界ニュース・ニュープリネット】東京都グラフィックサービス工業会三多摩支部は、榊󠄀原清一氏を講師に招きSNSマーケティング講座を開催した。印刷を目的ではなく手段として捉えることや、SNSと印刷物を掛け.....

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