24/07/2026
【国連「Beyond GDP」政府間プロセスに政策提言を提出しました】
一般社団法人 日本グローバル化研究機構(RIJAG)はこのたび、国連が進める「Beyond GDP(GDPを超えた新たな社会の進歩指標)」政府間プロセスに対し、政策提言(Policy Position Paper)を正式に提出いたしました。
GDPは経済活動を測る重要な指標ですが、それだけでは人間の幸福や社会の持続可能性、制度の健全性を十分に捉えることはできません。この問題意識のもと、国連では現在、「GDPを超えた新たな政策・評価の枠組み」の構築に向けた国際的な議論が進められています。
今回RIJAGが提出した提言の中核にある考え方は、Beyond GDPは単なる新しい「指標」の議論ではなく、「制度(Institution)の変革」を導くガバナンスの枠組みであるべき、という点です。さらに、AIを行政運営や政策形成に適切に活用するAI-enabled Governanceを、その実装アーキテクチャとして位置付けることを提案しています。
この考え方は、現在、弊研究所代表・原田武夫(RIJAG代表理事)が国連大学(United Nations University)叢書(Springer Nature)として執筆を進めている書籍において展開している理論的枠組みを、国際政策の現場へ具体的に実装していく試みでもあります。研究成果を学術書としてまとめるだけではなく、実際の国際的な制度設計へ反映させることこそが、研究機関として果たすべき役割であると考えています。
IISIAは、RIJAGの関連団体として、創設以来一貫して「分析から提言へ」「提言から社会実装へ」という姿勢を大切にしてきました。今回の提出も、その延長線上にある取り組みです。
今後、本提言が国連におけるBeyond GDPの議論に貢献し、その成果文書や今後の制度設計に少しでも反映されることを期待するとともに、引き続き日本発の知的貢献を国際社会に発信してまいります。