船井総研寺院経営研究会

船井総研寺院経営研究会 経営コンサルティングの株式会社船井総合研究所が運営する、「寺院の護持発展を実現するための研究会」

⛄速報⛄2026年1月度寺院経営研究会が終了しました!2026年最初の例会となる「寺院経営研究会」1月度例会が、1月15日(木)に無事終了いたしました!当日は、全国から寺院住職・副住職の皆様に、東京本社サステナグローススクエア東京(東京ミッ...
28/01/2026

⛄速報⛄2026年1月度寺院経営研究会が終了しました!

2026年最初の例会となる「寺院経営研究会」1月度例会が、1月15日(木)に無事終了いたしました!当日は、全国から寺院住職・副住職の皆様に、東京本社サステナグローススクエア東京(東京ミッドタウン八重洲)までお越しいただきました。お忙しい中ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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  講座ダイジェスト
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  第一講座:事業承継したいと思える寺院づくりのために
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講師:新井 達也(船井総合研究所 メモリアルサービスチーム リーダー)
2026年のメインテーマである「持続可能性(サステナビリティ)と事業承継」についてお伝えしました。 100年後も選ばれるお寺であるためには、「組織的」「社会的・精神的」「経済的」という3つの持続性のサイクルを回すことが不可欠です。 特に本年度は、住職個人の属人性から脱却し、AIやデータ活用(音声入力やOCRなど)によって「独自のクセや段取り」を仕組み化・可視化していく重要性を強調しました。

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 第二講座:寺院の新たな持続可能性を示す
 ~Local Fundingと選ばれ続ける永代供養~
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講師:横山 俊顕 氏(香澤山 安洞院 住職)
ゲスト講師として、福島市の香澤山 安洞院・横山住職をお迎えしました。
✅圧倒的に選ばれる永代供養
OPENわずか1ヶ月で8,000万円の費用回収に成功した霊園の取り組みを公開。 「生活感を出さない・ホスピタリティに満ちた設備」や「バリアフリーの応接室」など、設備投資と空気感の重要性を具体的にお話しいただきました。
✅次世代の資金調達“Local Funding”
手数料20%がかかる一般的なクラウドファンディングではなく、地域コミュニティを軸にした新しい寄付のカタチを紹介。 目標金額に対し400%以上の達成を実現した手法や、檀家・非檀家を問わず共感を生む「公共性」の大切さは、多くの参加者の気づきとなりました。
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  まとめ講座
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講師:野町 惇斗(船井総合研究所 ライフサポートグループ マネージャー)
1月例会講座のまとめを船井総合研究所 野町よりお伝えさせていただきました。
✅既存リソースの活用
クラウドファンディングを実行すること自体が既存名簿(永代供養名簿など)の活性化に繋がりますが、トラブル防止のため檀家との棲み分けが重要です。
✅目的を見失わない
クラウドファンディングはあくまで手段であり、それを通じて事業全体の活性化を図るためのものと捉えることが重要だと締めくくりました。

次回のご案内:3月度例会
次回の「寺院経営研究会」では、今回深掘りした「持続可能な仕組み」をさらに具体化するための最新事例をお届けします。
次回開催日: 3月13日(金) 13:00〜16:30(予定)
場所: 船井総研グループ 大阪本社(イノゲート大阪 21F階)
▼お試し参加のお申込み・詳細はこちらから https://lpsec.funaisoken.co.jp/study/sougikeiei/067424/
「次の代に胸を張って引き継げる寺院経営」を、全国の仲間と共に学びませんか? 皆様のご参加を心よりお待ちしております。

Facebookをご覧の皆様、こんにちは。株式会社船井総合研究所の寺院コンサルティングチームです。本日は、「 集客を伸ばしているお寺の樹木葬の3つの共通点」と題して、寺院経営コラムをお届けいたします。お盆も明けて、少し落ち着いているお寺様も...
19/08/2022

Facebookをご覧の皆様、こんにちは。
株式会社船井総合研究所の寺院コンサルティングチームです。

本日は、「 集客を伸ばしているお寺の樹木葬の3つの共通点」と題して、寺院経営コラムをお届けいたします。

お盆も明けて、少し落ち着いているお寺様もあるかと思います。これからの寺院経営を考えるお寺様にとって有益な情報をお届けできましたら幸甚に存じます。

〇樹木葬、始めてみたけど…
近年、お寺様におかれまして、「自坊の収入が減ってきた」「檀家離れが増えてきた」というところで、「樹木葬」を始められたところもおありかと思います。
当初、このくらい投資すれば売れるだろう、新しい檀信徒様も増えてくるだろう、と考えて始められた方もいるのではないでしょうか。

しかし、実際はじめてみて、「イマイチ見学者が来ない…」「成約につながらない…」というお寺様もいらっしゃるかと思います。
始めるにあたって、相当の費用が掛かっている中、なかなか売れないとなると不安になるのも理解できます。

一方で、お寺様で樹木葬を始められて、集客も成約数もしっかり伸ばされて、売上を上げているお寺様もあります。

そのようなお寺様には3つの共通点があります。

〇集客・成約を伸ばせる樹木葬の作り方
それは、
〇周辺の樹木葬と差別化できている
〇計画的に立ち上げを進めている
〇見学会開催に向けた販促を徹底的に実行できている
の3点です。それぞれ解説いたします。

〇周辺の樹木葬と差別化できている
集客数を伸ばしている樹木葬は、周辺の樹木葬との差別化ができています。

差別化にもいろいろなパターンがあります。
・お寺独自のコンセプトを明示している
・地域内の樹木葬にはない商品がある
・他の樹木葬よりもきれいな区画が整備されている
などがあります。

他の樹木葬との「差別化」をするために、「地域内の樹木葬の調査」をされてみてはいかがでしょうか。
「どのようなコンセプト・デザインの樹木葬なのか」
「商品となる区画や価格はどうなっているのか」
を把握することで、それらの樹木葬にはない要素、ないしは自坊の樹木葬で取り込む要素が見えてくるかと思います。

〇計画的に立ち上げを進めている
立ち上げに際して、「計画的に立ち上げを進めている」ことが成功している樹木葬の特徴として挙げられます。

例えば、樹木葬を作るにあたって、
「造設費用がこのくらいかかるので、投資回収をいつまでに終わらせる」
「オープンから年内で〇回見学会を開催して、年間売上をこのくらい立てる」
「1回の見学会でこのくらいの費用が掛かる」
といった、収支計画(売上計画)を立てることが”重要”となります。

なぜこれが重要なのかと言いますと、「売上目標を立てることで区画の数や販促の費用をはっきり決められるようになる」「売上達成のために必要な取り組みを決めることができる」からです。

事前に目標を立てて、目標を達成するための取り組みを整理するためにも、「年内の販売計画」「収支計画」「販促計画」を立て、実行していきましょう。

〇見学会開催に向けた販促を徹底的に実行できている
さらに、計画を立てたら、何か事情がない限りは必ず徹底的に実行すること。
特に、見学会開催に向けた販促計画を立てて、それらを徹底的に実行できている樹木葬は、集客に成功しているところが多いです。

樹木葬の販促に失敗している事例の多くは、
「樹木葬の販促を特に実施しない」
「前日または当日にだけチラシ折込をする」
というパターンです。

樹木葬自体は、時流の商材ではありますが、販促を実施しないと集客は難しいです。
かといって、見学会前日や当日だけ折込チラシを入れても、来場につながる可能性が低くなりやすいです。
しっかり集客していきたい、とお考えの場合は、もっと以前から、 販促をはじめておきましょう。
折込チラシを入れるなら前日や当日だけでなく、それより前の日程から折込を始める、ということです。
そうすることで、1回目の告知で見学会の日程を早めに確保いただける可能性が高く、前日に入れることで見学会に行くか迷っていた方の来場を望めるということもあり、より多くの集客が見込めます。

加えて、「樹木葬ができること」を造設する場所やお寺の目立つ場所に告知するために、のぼりや看板は早めに設置することをおすすめいたします。
そののぼりや看板を見て見学にお越しになる方もいらっしゃいます。そのためにも早めの設置をしておきましょう。

ここまで、「 集客を伸ばしているお寺の樹木葬の3つの共通点」をテーマに、成功している樹木葬の特徴をお伝えしてまいりました。
これから樹木葬を始めようと考えている方、今すでに樹木葬があるがもっと集客や成約数を伸ばしていきたいと考えている方はぜひご参考にいただけますと幸いでございます。

また、直近樹木葬を立ち上げて、集客を伸ばされたお寺様のお話が直接お聞きできるセミナーも開催予定です。
樹木葬立ち上げの成功事例を余すことなくご紹介いたしますので、少しでも自坊の収入を上げていきたい、より多くの檀信徒様とのご縁を創っていきたいとお考えのお寺様はご参加をご検討ください。

〇【新着セミナー】お寺で始めた「樹木葬」1か月間で36組の集客・22組の成約を達成
今年6月に寺院主導で樹木葬を立ち上げ、1か月間で36組の集客・22組の成約を達成された蓮昭寺様に、その取り組みと成功の秘訣をお話しいただくセミナーを開催いたします!

◇セミナー概要
〇日程・開催場所
・9月9日(金)13:00~16:00 @船井総合研究所 東京丸の内オフィス
・9月13日(火)13:00~16:00 @オンライン開催
・9月20日(火)13:00~16:00 @オンライン開催 

※オンライン開催の会場にご参加の場合、ご自身のお顔は一切移りませんので、他の寺院様に受講していることを知られずにご受講いただけます。また、どこにいてもインターネットにつながっているスマホかPCがあればご受講いただけます。移動しながらのご受講も可能となっております。

〇ご受講特典
・寺院専門のコンサルタントによる無料経営相談(最大1時間、本来は1回20万円)

本セミナーを通じて、ご自坊の発展のヒントを学んでいただき、少しでもよりよいお寺づくりを進めていただけますよう、精一杯のノウハウをお届けしてまいります。お申し込みをお待ちしております。

お寺の活性化で悩んでいる、樹木葬を導入しようか迷っている、樹木葬を導入したが収入増につながらないなど、上記のお悩みをお持ちの住職様に朗報。実際に取り組んだ寺院の想いと取り組み内容が全て聞けるセミナーを...

いつもお世話になっております。船井総合研究所寺院チームです。非常に投稿が滞っており、失礼いたしました。申し訳ございません。久しぶりではございますが、寺院様向けのコラムをお送りさせていただきます。【寺院経営コラム】今後増加する「永代供養」のニ...
09/08/2022

いつもお世話になっております。
船井総合研究所寺院チームです。

非常に投稿が滞っており、失礼いたしました。申し訳ございません。

久しぶりではございますが、寺院様向けのコラムをお送りさせていただきます。

【寺院経営コラム】今後増加する「永代供養」のニーズに寺院が応えていくには

近年、貴山で「永代供養にしてほしい」「自分一人で入るお墓がほしい」といったご相談が来たことはございませんでしょうか?
もちろん、地域の状況・人口や檀信徒様の年代層などによって状況は異なるとは思いますが、日本全体の状況として、「永代供養」のニーズは今後も伸び続けると考えられます。

まず、その根拠からお話しいたします。

〇今後増加する「永代供養」のニーズとは
日本で今後「永代供養のニーズが増加」するとお伝えしましたが、どうしてそう言えるのでしょうか?

その根拠としてあげられるのが、「出生数の激減」「死亡数の増加」「婚姻数の減少」「離婚数の微増」の4つにあります。

添付の図は、総務省の「国勢調査」と「人口推計」から、当社で作成したグラフとなっております。
昭和25年(1950年)から令和2年(2020年)までの出生数、死亡数、婚姻数、離婚数の数値の推移をまとめております。

この図からもわかるように、
「出生数の激減」「死亡数の増加」「婚姻数の減少」「離婚数の微増」
となっております。

これらが示すのは、人口減少社会への突入をした事に加えて、「おひとり様や子どものいない夫婦世帯の増加」です。

出生数減少に伴い、「家族」の大きさが縮小し、夫婦+子ども1名または夫婦のみ、という世帯が増えております。
さらに、「婚姻数の減少」=「そもそも結婚をしない人」「離婚した人」が増えているため、「家族を持つ」人自体も減っております。

※なお、「50歳までに一度も結婚しない人」の割合を表した「生涯未婚率」は、1980年に男性が2.6%、女性が4.5%だったところから、40年後の2020年には男性が25.7%、女性が16.4%にまで上昇しております(国立社会保障・人口問題研究所発表人口統計資料集より)。

そのような状態でありながら、「死亡数は増加」という状況になるとどうなるのでしょうか。
そう、「自分が買うお墓には自分だけ(または自分達夫婦だけ)が入れば十分」と考えるニーズが増加するのです。

そのニーズに応えられるのが、「永代供養」のお墓となります。

ここまでは、「永代供養」のニーズがどう高まっているのかをまとめましたが、次は実際にその「永代供養」のニーズに応えた事例をご紹介いたします。

〇「永代供養」のニーズに応えたお寺様の事例
神奈川県平塚市(人口25万人)にある蓮昭寺様。蓮昭寺様では、先日、永代供養付きの樹木葬を新しくオープンされました。

樹木葬立ち上げの経緯として、日々お参りに来る檀信徒様から、「大人数が入るお墓はいらない。私と旦那で入るから、1・2人用のお墓があるとありがたいな」のような「1・2名用のお墓」を求める声が多くあったそうです。

他にも、「自坊の敷地内墓地で墓じまいがあり、今後一般墓地の新規契約が入るとは考えられなかった」「「おひとり様やご夫婦のみでもご購入しやすい」「LGBTQ+の方も入れる」お墓を作りたい」という住職の想いもあり、樹木葬を新たに立ち上げることになりました。

こういった経緯の中、先日、樹木葬をオープンしたところ、2日間の見学会に28組、1か月間で36組の見学者が集まり、20件樹木葬の新規ご契約がございました。

実際にご見学にお越しになった方の声をいくつかいただいたのですが、やはり「自分たち夫婦の入るお墓が欲しかったので契約した」「自分が入るお墓を買って、安心できた」という声がありました。
契約数をみても、20組の成約の中で一番売れたのは「1・2名用区画」でした。

ここまでお伝えすると、「檀信徒様が多いからでは?」とおっしゃる方もいるかと思いますが、そうではありません。
今回ご契約いただいた方の9割が蓮昭寺のことを知らなかったご新規の方で、事前に実施していた折込チラシや地域フリーペーパーの広告をご覧いただいた方がご来場されておりました。

このように、「永代供養」のニーズに応えていくことが、お寺様の檀信徒様を増やす施策として有効であることがお分かりいただけるかと思います。
まだ永代供養の商材(永代供養墓地、樹木葬、納骨堂など)がないお寺様は、一度造設をご検討されてみてはいかがでしょうか?

最後まで、コラムをお読みいただき、誠にありがとうございました。
今回ご紹介した蓮昭寺様の取り組みを、住職自らお話しいただくセミナーを開催することが決定いたしました。
もし「永代供養のニーズに応えるとどういうメリットがあるのか?」「そこまで人が集まる樹木葬をどう作ったのか?」をもっと知りたい、という方はぜひご参加くださいませ。

〇セミナー詳細はこちら▽
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/089754

◆寺院経営コラム【新たなご縁を大切に】これからの寺院の「会員制度」の考え方Facebookページのフォロワーの皆様、こんにちは。大変ご無沙汰しております。久しぶりの投稿です。今回は「これからの寺院の「会員制度」の事例紹介」と題しまして、コラ...
14/11/2021

◆寺院経営コラム【新たなご縁を大切に】これからの寺院の「会員制度」の考え方

Facebookページのフォロワーの皆様、こんにちは。大変ご無沙汰しております。久しぶりの投稿です。

今回は「これからの寺院の「会員制度」の事例紹介」と題しまして、コラムをお届けいたします。

最近、都内のとある寺院が始め、多くの会員数を集めることに成功している「会員制度」。

檀信徒会制度や護持会制度に代わる、寺院のお客様と継続的につながることができて、お客様にとって手軽に寺院様とつながることができることから、注目が集まっております。

今回は、その会員制度導入のメリットと、具体的な導入事例をお伝えいたします。

〇時流に適応した「寺院の会員制度」
寺院様における「会員制度」とは、既存の檀家制度・門徒制度では、現在の時流に適応できていない部分があり、それを補う新たな制度として注目されております。

◆(多くの)檀家制度の現状
・お寺との関係性は家族単位
・家族内または親子間で継承が基本
・墓地の保証人の継承を含む、管理の責任を負う

一方で、一般の方が寺院様に求めるニーズの変化に対応したのが、新しい形の「会員制度」となります。それは、上記の現状に比較して、下記のような違いがあります。

◇会員制度の場合
・お寺との関係性は"個人"単位
・"個人"がお寺を選択するか決められる
・墓地の管理とお寺との関係性は分離

では、お寺様にとって「会員制度」導入のメリットは、いったい何が考えられるでしょうか?

〇「寺院様の会員制度」のメリットとは
会員制度を導入することによるメリットは、新たに、より手軽にお寺とかかわりたい人の受け皿を用意できる点にあります。

すでに永代供養墓地を檀家様以外の方に販売されている方はご認識がおありかもしれませんが、そのような「宗旨宗派不問」「永代供養」の墓地を購入しようと考える方は「檀家にならなくてOK」という点も終の棲家を選ぶ際の基準に入れている方が多く、ついでに檀家さんに入ってもらうことは難しい場合が多いです。

一方で、永代供養墓地を購入したら、以降つながりがほとんどなく、生前に購入された方がもしご逝去されたときに、ご葬儀の導師をご依頼されることなく、墓地への納骨のみをしていただいて関係性は終了、ということも多い傾向にあります。
(とある寺院様では、永代供養墓地に納骨された方の5割が納骨法要やその後の追善供養のご法事を行っていない、というお話もありました)

そこで、永代供養墓地を購入された方にも手軽に入っていただける会員制度を設けておくことで、生前に購入された方と継続的な関係性を形式的に設けることが可能になります。

また、これまで「寺院とかかわっていたけれど檀家さんではない方」に対しても入会いただけるため、より広い範囲で寺院と地域の人とを形式的につなげることが可能になります。

このようなメリットがありますが、気をつけなければならないポイントもあります。

上記のような「会員」になっていただいた方は、あくまで「形式的に寺院様の会員になったんだな」というだけで、その後何もしなければ、「寺院様の会員だ」という認識は薄れていってしまいます。

そこで、「会員」になっていただいた方には、寺院様での行事の報告やお盆・お彼岸のお知らせなどを掲載した「寺報」を送ったり、法要のような宗教行事に限らない、手軽に参加できる行事を企画しお知らせするなど、お客様との「接点づくり」がこれまで以上に重要になってまいります。

ここまでは、寺院様にて「会員制度」を始めるメリットをお伝えいたしました。

次の項目では、実際の導入事例をご紹介いたします。

〇具体的な導入事例
では、実際に会員制度を取り入れられた寺院様の事例をご紹介いたします。
今回は、地域の人口約15万人の地域にある寺院様が、数年前に立ち上げられた会員制度について、ご紹介いたします。

こちらの寺院様は、永代供養墓地、樹木葬墓地、屋外納骨堂がありましたが、購入いただいたあと、寺院様に葬儀の読経などを依頼していただく件数が伸び悩んでおりました。

そこで、既存の檀家様・信徒様との交渉を経て、下記の条件で、永代供養墓地購入者と既存の檀家様・信徒様を全て「会員」という形に集約しなおし、会員制度を立ち上げられました。

〇会員制度の内容
・入会金・年会費無料
・寺との関係を家族間で継承いただかなくてもOK
・会員様であればどなたでもお寺が責任もって永代供養
・寄付やボランティアの依頼はあるが、参加は任意
・定期的に寺報やメルマガを配信

上記のような会員制度を始められてから、この寺院様の会員は毎年100組以上増加し続けており、葬儀の読経をご依頼する件数も毎年200件を超えております。

上記の会員制度が成功した、制度上のポイントは、先ほどの図にもあるようなポイントも含め、

・宗旨宗派不問、あくまで「個人の単位」でお寺を選べる
・永代供養墓地購入者も手軽に入会できる
・寺院様から定期的なお便りが無料で届く

の3つにあるといえるでしょう。

〇会員制度の導入レポート 無料ダウンロード
今回、コラムにてお届けいたしました「会員制度のメリットと導入事例」について、より詳しい内容をまとめたレポートを作成いたしました。

無料で下記の情報を得ることができます!
・なぜ「檀家制度」から「会員制度」に変わっていくのか?を知ることができます。
・檀家制度に代わる「会員制度」について学ぶことができます。
・他のお寺さんがどのような「会員制度」を作っているのか、事例を知ることができます。

レポートの無料ダウンロードは下記のボタンより、お申込みください!

株式会社船井総合研究所は、全国の中小企業、中堅・大手企業への経営コンサルティングを行っております。各業界業種の専門コンサルタントが500名以上在籍し、戦略立案から現場への落とし込みまで一貫して担うことがで...

いつもありがとうございます。株式会社船井総合研究所 寺院コンサルティングチームの嶋田と申します。気が付いたら2021年ももう半分が過ぎました。今年年初に取り組もう、目標はこうしよう、とお考えだったことは、 何かひとつでも進められましたでしょ...
13/06/2021

いつもありがとうございます。
株式会社船井総合研究所 寺院コンサルティングチームの嶋田と申します。

気が付いたら2021年ももう半分が過ぎました。
今年年初に取り組もう、目標はこうしよう、とお考えだったことは、 何かひとつでも進められましたでしょうか?
お寺さんによっては、お施餓鬼会や7月のお盆の準備等があり、少しせわしない時期かと存じます。

本日は、 「永代供養墓と寺檀制度改革のパイオニアから学ぶ寺院運営改革」と題しまして、 独自の護持発展を遂げ、いまも発展中の 角田山妙光寺様の取り組みについて、 ご紹介をさせていただきます。

なお、本コラムの最後には、本投稿をご覧の方限定で、今回ご紹介した妙光寺様の講演を聞くこと ができる寺院様向け経営勉強会 「寺院経営研究会」の初回無料参加のご招待のご案内も ございますので、ぜひ最後までご一読下さい。

〇日本で2番目に永代供養墓を作った「角田山妙光寺」様とは

人口80万人の新潟県新潟市、その西部の、世帯数約200件の小さな農村にある 角田山妙光寺様。
その小さな集落のお寺に 全国から「妙光寺にお世話になりたい!」と希望する人の問い合わせが 尽きません。

その理由は2つあります。

1つ目は、 妙光寺の永代供養墓「安穏廟」の購入を希望される方が多数いらっしゃることにあります。

妙光寺の永代供養墓「安穏廟」は日本の中でも特に昔からある永代供養墓地で、 約30年前に建立してから、現在も全国から問い合わせが絶えません。

当時住職になったばかりの小川英爾上人が、これまであった 「家族単位で契約し、代々子どもがそのお墓を守る責任を負う」 既存の墓地形態が将来持続不可能になる、と考えられ、 より持続可能な墓地の形態を追求したところ、 「個人単位で購入し、 死後はお寺で永代に供養を続ける」、いわゆる永代供養墓地を始められたのです。

当時、その先進性は、多くのメディアの取材を受け、話題になり、 全国から納骨の相談を受けるまでに著名な永代供養墓に発展しました。

当初建立の 432区画は完売、現在は、 1000区画を保有し、 大半が契約済みとなっております。

また、この永代供養墓「安穏廟」を契約した方を、 「信徒会員」として、檀家のような お付き合いは求めない場合でも寺報を送るなど、 お寺と永代供養墓購入者と生前の関係創り に取り組まれております。

〇既存の檀家制度への疑問から生まれた「檀徒・信徒会員制度」

しかし、妙光寺様にお世話になりたい!という方が続出する理由は、永代供養墓だけではありません。

もうひとつの理由は、 妙光寺様独自の「檀徒・信徒会員制度」にあります。

本コラムをお読みのみなさまのお寺には「檀家制度(門徒制度)」はありますでしょうか。
その制度は、「家」と「お寺」の単位で前提とされておりますでしょうか?

現在、全国にある「檀家制度」。

この檀家制度が「将来的に維持が不可能」と30年以上前に考え、 妙光寺様は「檀家制度の見直し」を断行されております。

概念的には、既存の「檀家制度」を、 「家」と「お寺」の関係から、 「個人」と「お寺」の関係に変更しました。

これは、前項でお伝えした永代供養墓契約者の「信徒会員」が、 よりお寺の活動に携わりたい、ご葬儀を妙光寺様にてお願いしたいという声が増えてきた一方で、 既存の檀家制度である「家」と「お寺」の関係性にしかできなかった「檀家制度」のままだと、 家族全員の宗旨宗派がそろわないといけなかったため、例えば個人が妙光寺様にお世話になりたくても、 家族内で宗派が違うと誰かの家族に揃えないといけない、という事態が多く、 このニーズにお応えできない、という問題点があったのです。

そこで、これまでの「檀家制度」を抜本的に変え、 「個人」と「お寺」の関係性にしたのです。 この制度を妙光寺さまでは 「檀信徒制度」、この会員を「檀徒」と呼びます。

この「檀信徒制度」を採用することで、これまで以上にお寺の活動に携わりたい方や、 妙光寺様にご仏事や宗門の教えに触れる機会を提供していただきたい方が、 個人単位で関われるようになり、家族の宗旨宗派が揃わなくてもよいようになりました。

加えて、この「檀信徒制度」という個人に対する門戸の広がりに呼応するかのように、 永代供養墓の契約者である「信徒会員」が「檀徒」にステップアップし、 今ではやる気のある方が集まり、お寺の護持発展に携わる力強いパワーとなっているのです。

以上の2点が、全国から「お世話になりたい!」と希望する人の問い合わせが尽きない 「妙光寺様の特徴」といえるでしょう。

他にも妙光寺様は、

「小さな田舎でも地域を盛り上がる行事・イベントの開催」
「法務で得た収益を基金運用しお寺の護持に活用」

という特徴があります。

しかし、それ以上に、 これまでの寺院運営を支える制度や提供するものを抜本的に改革した 妙光寺様は、非常に興味深い寺院運営改革を実現されていると言えるでしょう。

ここまで、 「永代供養と寺檀制度改革のパイオニアから学ぶ寺院運営改革」をテーマに 妙光寺様の事例をお伝えいたしましたが、いかがだったでしょうか。

ご自坊でも何か活かせるヒントをご提供できていれば幸いでございます。

◇寺院経営研究会 無料お試し参加のご案内

船井総合研究所では、寺院様の護持発展をともに目指し、 地域貢献を創出する研究会「寺院経営研究会」を運営し、 寺院様の護持発展の一助となるよう、日々活動しております。

7月7日に開催予定の7月度例会は、 「檀家(または門徒)制度」がある寺院様必見 の「檀家制度の見直し」について、 ゲスト講師に本コラムで紹介した、角田山妙光寺の小川英爾院首(前住職)様をお呼びして、 寺院運営改革を通じた持続可能な寺院経営を実現した事例をたっぷりお話いただきます。

また、その後の船井総研講座では、妙光寺様の運営改革 の解説講座と、他の寺院様での運営改革事例をお伝えさせていただきます。

その後の情報交換会を通して、さらに自坊が発展するための取り組みを話し合い、 有意義な時間となること間違いありません!

寺院経営研究会では、本メルマガ購読者限定で、 初回1回限りの無料お試し参加を受け付けております。

ご参加をご希望の方は、下記URLよりお気軽にお申し込みください。
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初回は無料参加ですので、ぜひ奮ってお申し込みくださいませ。
https://www.funaisoken.co.jp/study/067424

また個別のご相談も承っております。
詳しくは経営相談窓口
0120-958-2708(受付時間:平日9:30~17:30)
または弊社担当和田までお気軽にご連絡くださいませ。
070-2448-1458 (受付時間:平日9:30~17:30)

みなさまの益々のご発展・ご繁栄を祈念しております。

合掌

【寺院経営コラム:5月開催の寺院経営研究会ダイジェストレポート】いつもFacebookをご覧いただき、誠にありがとうございます。株式会社船井総合研究所 寺院コンサルティングチーム 萩尾と申します。コロナの感染が各地で広まっている中、 イベン...
06/06/2021

【寺院経営コラム:5月開催の寺院経営研究会ダイジェストレポート】

いつもFacebookをご覧いただき、誠にありがとうございます。

株式会社船井総合研究所 寺院コンサルティングチーム 萩尾と申します。

コロナの感染が各地で広まっている中、 イベントも縮小・中止されている方も多いのではないでしょうか?
「開かれたお寺にしたい」とお考えの寺院様から相談をお伺いすることが多いのですが、 一方でこの時期にイベントなどを開催していくことは難しい…と 感じている寺院様もあるかもしれません。

しかしそんな中だからこそ、「開かれたお寺」について考えてみました。

今回は、5月に開催されました寺院経営研究会の開催レポートをお届けいたします。

〇「開かれたお寺」とは?

どの住職にお話を聞いていても「開かれたお寺」というキーワードは結構出てきます。

しかし、この「開かれたお寺」という言葉は抽象的です。 あなたは、「どんなお寺なのか」、イメージを考えたことはありますでしょうか…?

・門が開かれたお寺
・檀家さんが来やすいお寺
・檀家さん以外の地域の人も来やすいお寺

などなど…
たくさん出てきますよね。

ここでは、 「檀家(門徒)に限らず地域に向けた活動を行っている寺院」と 定義付けして話を進めてみましょう。

もう少し具体的に言えば、 「従来の檀家さん(門信徒さん)はもちろん、それだけに限らず地域の人向けにも活動しているお寺」。

皆様のお寺はいかがでしょうか?

〇船井流顧客ピラミッドとは?

実は船井総研では創業当時から顧客をいくつかの段階に分けられると考えており、「船井流顧客ピラミッド」というものが存在します。

一見さんなどの顧客を 「一般客」
3回くらい来てくれているリピーターさんを 「知人客」
10回くらい来てくれていて、店主とも顔見知りな顧客を 「友人客」
そのお店のファンになってくれた顧客を 「信者客」 と分けています。

これを寺院の場合にあてはめてみると、添付の図のようになります。

一般客の層が増え、信者客の層が増えていけばいくほど、 伝道する対象が増えるということになります。ということはできるだけ この階層に入る人たちは多い方が良いですよね。

〇各顧客層に合わせた取り組み

まず、 一般客向けの取り組みのポイントから紹介していきます。

①既存の行事に「祭・遊び」の要素を入れる
既存のお彼岸やお盆の法要、宗派の法要に行事として盛り上がる要素や ファミリー(子ども)向けの要素を加えると檀家さん以外の地域の方も来寺しやすくなります。

②「楽しそう」と想起できる集客の目玉を創る
どの年代にとっても「楽しそう」「気になる」と思ってもらえる目玉を作り、告知の際の目玉企画として提示していただくと、これまでと違う方が来場されたり、注目されたりします。
一例として考えられるのは、お笑いライブや歌手のライブです。

次に 知人客向けの取り組みポイントを紹介いたします。

①仏教要素を入れる
毎月・毎年開催のものには法要・法話をメインに、檀家・信徒以外の方にも自由に参加できる形式を追究します。告知方法の変更(告知対象を檀家に絞らない、SNSなどこれまで告知していなかった先にも告知するなど)なども検討してみてください。

②ゆるいコミュニティづくりをゴール地点とする
食事会や子供向けイベント、恒例イベントは会員制への誘導など 「ゆるいコミュニティ」を作っていくことを目的に、無理のない範囲で進めてみてはいかがでしょうか。

最後に 友人客・信者客向けの取り組みのポイントを紹介いたします。

①仏事相談を受けられる体制や商材を用意しておく
「仏事相談」、特に「永代供養」や「終活相談」を受け付けられる窓口を設けておくことで、 一般客・知人客からさらに上の関係性へステップアップしていくことが可能になります。

②つながることのメリットを感じてもらう
「檀家さんコミュニティ」に所属するメリットを明確にする、またはコミュニティ自体を参加者が楽しめる場にすることが今後の檀家さんコミュニティを活性化するポイントとなります。そのためには、仏事に限らない、より密度の濃い関係性の構築が重要となってきます。

このように各階層に向けて行っていくアプローチ方法は変わってきます。
そして一般客から知人客へ、知人客から友人客へとステップアップしていただくことで、あなたのお寺さんの活性化や地域活性化が進めやすくなります。

そのためにも、皆様が取り組まれていることはどの階層向けで、次はどこに繋げるのかといったことも、改めて意識してみられますと幸いでございます。。

〇寺院経営研究会 無料お試し参加のご案内

船井総合研究所では、寺院様の護持発展をともに
目指し、地域貢献を創出する研究会「寺院経営研究会」
を運営し、寺院様の護持発展の一助となるよう、
日々活動しております。

寺院経営研究会では、本メルマガ購読者限定で、
初回1回限りの無料お試し参加を受け付けております。

7月7日に開催予定の7月度例会は、「檀家(または門徒)制度」がある寺院様必見 の「檀家制度の見直し」についてお伝えいたします。

ゲスト講師は角田山妙光寺の小川英爾院首(前住職)様 でございます!
角田山妙光寺様は、新潟県新潟市の、世帯数600件の 小さな集落にありますが、全国から「妙光寺にお世話に なりたい!」と希望する人の問い合わせが尽きない寺院様です。

妙光寺様のびっくりなポイントは

「メディアで話題!1000区画の大半が契約済の永代供養墓」
「小さな田舎でも地域を盛り上がる行事・イベントの開催」
「法務で得た収益を基金運用しお寺の護持に活用」

とたくさんありますが、今回の研究会で特に取り上げたいのは

「檀家制度を、個人とお寺との関係性に「檀徒制度」を採用」

というポイントです。
今回は特に、このポイントに焦点を当てつつ、妙光寺様の 護持発展の事例を、妙光寺の運営改革を断行した 小川英爾上人様に直接お話をお伺いいたします!

ご参加をご希望の方は、下記URLよりお気軽にお申し込みください。
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初回は無料参加ですので、ぜひ奮ってお申し込みくださいませ。
https://www.funaisoken.co.jp/study/067424

また個別のご相談も承っております。
詳しくは経営相談窓口
0120-958-2708(受付時間:平日9:30~17:30)
また、この弊社担当和田までお気軽にご連絡くださいませ。
070-2448-1458 (受付時間:平日9:30~17:30)

みなさまの益々のご発展・ご繁栄を祈念しております。

合掌

06/04/2021

【寺院経営コラム】持続可能な経営を実現しているお寺は何をしているのか?

皆様こんにちは。
船井総合研究所の寺院コンサルティングチームの嶋田と申します。

4月8日は花祭りがあり、コロナ下とはいえ、何かイベントを開催しようとお考えのお寺さんも多いのではないでしょうか?SNSをたくさんフォローしていますが、そのお知らせで埋まっている気がします。

また、年度が替わることもあり、お寺の護持のために
何かしようとお考えの方も多くいらっしゃるかと思います。

今回は、「持続可能な経営を実現しているお寺は何をしているのか?」というタイトルで、事例とともに解説いたします。

最後に今回のコラムに関連するセミナーのご案内もございますので、最後までぜひご拝読ください。

〇持続可能な経営を実現しているお寺の取り組みとは
持続可能な経営を実現しているお寺の取り組みとして、大きく2つが考えられます。

・ご葬儀・ご法事・ご供養で求められるお寺になる
・地域のプラットフォームになる

上記の話をいきなりするのではなく、まず

「なぜお寺は持続可能な経営(=護持)を続けなければいけないのか」

という「目的」を考えていきたいと思います。

〇寺院様のお悩みごと
日々の寺務をお勤めされているご住職様にとって、近年このようなことを感じられていませんでしょうか?

・ご葬儀・ご法事や法要・行事など、お勤めをすることが減り、収入が減少傾向にある
・地域の人口減などで、門徒・檀家さんをやめる方が増えてきた
・伽藍や施設などを修理・維持しなければならず、今後のご自坊の護持が不安である
・お寺に人が集まらなくなり、新しくお寺とご縁を持つ方がここ数年いない

このような悩み事に共通するのは「お寺を護持しなければならない」という危機感かと存じます。

一方で、本来、お寺の役割とは、よりよく生きるための教えである仏教を広め、教えを広めてもらった人が幸せにイキイキと生活ができる状態を作るための場所づくり、とお考えの方も多いのではないでしょうか。

〇これからのお寺の護持に必要な考え方
これからのお寺の護持には、「時流適応」、言い換えれば「社会の変化に合わせる」「ニーズに応える」ことを
考えることが増えてきたのではないでしょうか?

近年の時流として、

・少子高齢化から出生数の大幅減少による人口減少の時代に突入
・生涯未婚率・離婚数の増加に伴う「おひとり様」時代の到来

ということは繰り返し報じられています。
具体的に、お寺に影響を及ぼすこととして

・人口減少に伴い、顧客の母数が減少する
・「おひとり様」が増え、「子に引き継ぐ」ことが減り、
家族で守るものを持たないようになる

の2点が挙げられます。

では、「社会の変化に合わせる」「ニーズに応える」こととしてどのような取り組みを検討していくとお寺の持続経営の実現に近づくことが可能になるのでしょうか?

実際の事例をもとに解説いたします。

〇持続可能な経営を実現しているお寺
地域やそのお寺の形態によっても、お寺に求められるニーズは、大きく変わってくると考えられます。

このコラムでは通常の檀家さんを持ち、現状のメインの収入がご葬儀・ご法事の法務によるものを前提に、事例を紹介させていただきます。

◆ご葬儀・ご法事・ご供養で求められるお寺になる
ご葬儀・ご法事やご供養で、現状求められているものとして、

>弔問に追われず、遺族様で過ごす時間が取れ、小規模ゆえに料金が少額なコンパクトな葬儀
>自分の死後、子どもや家族に迷惑が掛からない形の墓地・納骨堂

上記が現状として求められています。

特に後者は、子どもや家族が手を合わせる場所は欲しいが、管理する手間や親類がいなくなって「墓じまいをする」負担が残らない形の墓地が求められている、といえるでしょう。

実際、「永代供養納骨堂」が地域のニーズとして求められたため、建設と同時に事前販売を実施したところ、2年で600件の生前契約があったお寺さんがあります。

また、仏事(特に永代供養墓地)を起点に、相続などの「終活全般」を相談できる場所にお寺がなることで、墓地の生前契約後もお世話になれる体制を作り、多くの生前契約をいただいているお寺さんもあります。

そのように考えると、いかに「地域に求められる仏事」
を準備する必要があるか、がご理解いただけるかと思います。

◆地域のプラットフォームになる
一方、お寺に求める別のニーズとして、「地域の場の提供」のような「プラットフォーム化」があります。

例えば、近年取り組みをしているお寺が増えてきた「お寺ヨガ」。
この活動では、多くのお寺で知り合いもしくは檀家・門徒の中の講師をお呼びして開催されていることが多いかと思います。

これまではお寺に来る人といえば、
「法要の時にお越しいただく檀家・門徒さん」
というお寺さんもあるかと思いますが、法要以外の、「お寺ヨガ」のような行事を通して多くの年代・性別の人がお寺さんに訪問するようになります。
※すでに様々な行事を実践されているお寺さんにとっては、
非常に体感されているかと思います。

お寺に来るのは、あくまで「ヨガ」をしにくるだけかもしれませんが、お寺に来るということは「お寺に何か興味を持つ可能性」をもつとも言えます。

実際、お寺ヨガを継続し続けているお寺さんでは、毎回の参加が20人以上を超え、述べ200人以上参加があるそうですが、お寺ヨガ参加者が別のご法要にお越しいただいたり、
自主的に仏事のご相談をされたりすることも多く、ここ4年で20件程度、新たに檀家様になられた方がいた、とのことです。

お寺が地域のプラットフォームになる、具体的には、地域の仏事に取り組むお寺に限らず、「地域の〇〇」になる、という事が重要になっていくと考えられます。

〇まとめ:事例をみて、ご自坊で考えていただきたいこと

改めて、「持続可能な経営を実現しているお寺は何をしているのか?」について、二つの考え方と事例を紹介させていただきました。

・ご葬儀・ご法事・ご供養で求められるお寺になる
・地域のプラットフォームになる

ご自坊での取り組みとして、「護持のために永代供養」
「人を集めるためにイベント」という視点ももちろん重要ですが、より「お寺を護持する目的」を、ご自身の経験や原体験から、ワクワクするような未来図を描いていただき、
その実現の手段として上記の2つを含めて、お寺で何に取り組むか、を検討してみてはいかがでしょうか。

【オンラインセミナーのご案内】
お寺の護持について、よりノウハウを知りたい、どんなことができるのか
詳しく知りたい、という方に向けて、弊社では、4月24日より、全10日程、各日程所要時間2時間のオンラインセミナーを開催いたします。

平日・休日、午前・午後にそれぞれ日程を設けており、
スマホやパソコンをお持ちであれば、どこでも気軽にご視聴いただけます。また、Zoomウェビナーでは他の寺院様に参加していることを知られずに参加ができます。

ご興味をお持ちでしたら、下記のURLをご覧いただき、お申込みください。

〇詳しくはこちら
https://www.funaisoken.co.jp/seminar/071734

【コラム】「時流適応」は寺院の持続発展のキーポイントのひとつ 株式会社船井総合研究所の寺院コンサルティングチームより、全国の寺院様の「持続可能な経営」のポイントを専門コンサルタントよりお伝えするコラムをお届けいたします。持続可能な寺院経営、...
16/02/2021

【コラム】「時流適応」は寺院の持続発展のキーポイントのひとつ

株式会社船井総合研究所の寺院コンサルティングチームより、全国の寺院様の「持続可能な経営」のポイントを専門コンサルタントよりお伝えするコラムをお届けいたします。

持続可能な寺院経営、と一口に言っても多様な考え方があると思います。「地域に愛される」「檀家・門徒数を維持または増加する」「安定収入を確保する」「地域社会貢献活動に取り組む」などが考えられます。

「船井流の持続可能な寺院経営」を定義すると、「時流に適応し、長所を伸ばし、地域の抜苦与楽に貢献し続け、持続発展する寺院創り」と定義できます。これは、抽象的に感じられるかと思いますので、具体的に解説していきましょう。
今回は、「寺院の時流適応」について解説いたします。

〇寺院を取り巻く時流変化
近年、寺院を取り巻く時流は、21世紀になり、東日本大震災、新型コロナ禍を経験し、急激かつ大幅に変化してきていることは、ご自坊でも感じられていることかと思います。

檀家様がいらっしゃる寺院では、葬儀や法事に参加される方の人数の減少や直葬があげられるかと思います。また、過疎地域では檀家数の減少が顕著となってきております。

一方で、檀家・門徒と違う、新しい「会員制度」への入会数を伸ばし、寺院発信で仏教のコンテンツの提供を進めたり、お坊さんとの相談ができたり、終活の相談を引き受けられる体制を構築し提供したりと、新たな価値提供に成功している寺院が出てきました。

また、これまではお寺に訪問しないと法要や法話を聞けませんでしたし、檀家以外の方が僧侶と話すことは難しかったと思います。

しかし、最近は僧侶によるメディア発信やSNS発信が増え、さらにコロナ下でオンライン法要や法話など、動画コンテンツを提供し始める寺院も増えてきました。デジタルの門戸開放は進んだともいえるでしょう。

このような時流の変化に、対応することが「船井流の持続可能な寺院経営」のポイントのひとつとなります。

〇寺院も「選ばれる」時代へ
上記のような新たな取り組みを始めた寺院が増えるにしたがい、寺院も「選ばれる」時代に突入したといえるでしょう。

その一例として、改葬、いわゆる墓じまいや墓の移動が増えています。
2009年から2019年までの厚生労働省作成衛生行政報告例のうち、全国の「改葬」の件数を調査したところ、年間約7万件だった墓地の改葬件数が10年で年間10万件まで増加しております。

もちろん、寺院様の墓地の改葬の件数が増えたこと=特定の寺院ばかりが選ばれるようになった、というのは早計だとは思いますが、 寺院との関係性を変えたまたは終わらせた方が増えてきていることが事実として言えるでしょう。

ご葬儀やご法務の対応における満足度向上や永代供養の導入で、檀家離れに成功されている寺院様もいらっしゃいます。

各寺院で時流に適応していくことで、持続可能な寺院経営につながると思います。

〇まとめ 「船井流持続可能な寺院経営」の実現に向けて
冒頭で、 「「船井流の持続可能な寺院経営」」とは、 「時流に適応し、長所を伸ばし、地域の抜苦与楽に貢献し続け、持続発展する寺院創り」と定義いたしました。

その実現のために、寺院における時流と、どういうことが求められているか、ということを把握することが重要になります。そのためにも、寺院の時流を知り、ご自坊の伸ばすべき点を考え、そこに集中していくことがこれからの寺院経営に欠かせない要素だと考えられます。

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22/12/2020

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寺院経営コンサルティングチームでは「全ての人の幸せを創る「まちのお寺」を日本中に作り上げ、関わる人を最大化する」をミッションに、全国の寺院様の永続経営のサポートをさせていただいております。

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