20/01/2022
一倉定 経営心得 その(58)
大切なことは「コスト」ではなく「収益」である。
出銭に対する、憎悪。
お金が出ていくことに対するネガティブな
イメージに負けてしまうのである。
年度末、会計期、期間収支を作成する際、
経費の削減により「収益」を捻出するケースがある。
ここで気を付けないといけないのは、
「コストカット」は一時のカンフル剤であるということ。
会計上一時は黒に転じ、
効果を発揮する。
しかもその労力はさほどかからない。
しかし付け焼刃の「コストカット」
は会社の血肉をそぎ落としかねないのである。
大切なのは、「収益」である。そ
して収益の最大の改善策は拡大である。
拡大する際、最初に検討されるべきことは
「トップラインの拡充」売り上げの拡大である。
ここで、皆さんの言い分は、「
売り上げが伸び悩んだ」だから、
コストカットをするのだということだと思う。
売上-コスト→「収益」
この計算式で考えるのである。
一見正しいように見えるこの計算式実は、
実態の一部しかとらえていないのである。
そのほか、
コスト×稼働=収益
本年度収益×係数=次年度収益
という計算式のことも併せて考えなければならない.
コストは収益を創出する原資でもあるのである。
いたずらにコストを削減すると収益を
直撃するコストも存在する。
つまり、収益の改善は、
コストの削減だけでは不可能なのである。
単年の命と取引して将来の収益を犠牲にしているのである。
「売血商法」である。
健全な収益の改善は、
単年度で考えるのではなく、
複数年の再計画、で改善しないといけないのである。
コストの削減による収益の捻出の稚拙さを認識するべきである。
一倉定 経営心得 その(58) 大切なことは「コスト」ではなく「収益」である。 出銭に対する、憎悪。お金が出ていくことに対するネガティブなイメージに負けてしまうのである。年度末、会計期、期間収支を作成....