05/07/2026
【探偵術】
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(本の概要)
本書は、1921年にアメリカの私立探偵エマーソン・ウェイン・マンニングがまとめた探偵術の原典を新訳し、現代日本の実務に適合するよう訳者が詳細な注釈を加えた「実用的探偵術書」である。
マンニングが記した内容は、単なる歴史資料ではない。
彼は、企業内部の監査、従業員の不正調査、店舗・倉庫の管理など、現代日本では複数の専門職に分化した領域を、当時の私立探偵が一手に担っていた時代の“実務の技術”を体系化している。そこには、内部不正の構造、人間が不正に走る心理、現場で繰り返し発生する典型的な問題を見抜くための探偵術が詰まっている。
しかし、マンニングの時代と現代日本では制度も文化も異なる。そこで訳者は、単なる翻訳ではなく、**「マンニングの探偵術を現代日本の不正防止・リスク管理の実務に応用できる形に再構築する」**という目的で注釈を加えた。
注釈では、マンニングの指摘を日本の企業文化、法制度、現場の実務に照らして読み解き、現代の探偵・企業担当者が使える知識として整理している。訳者自身が調査したクリーニング店の内部窃盗事案――高級衣類だけが消え、外部侵入の痕跡はなく、特定の勤務日にだけ不正が起こる――その構造はマンニングが100年前に記した内容と完全に一致していた。これは、マンニングの探偵術が現代日本でもそのまま通用することを示す実例として収録している。
本書は、以下の読者にとって実務的価値を持つ。• 探偵業に携わる人(探偵術の基礎資料として)