26/03/2026
県内コワーキング紹介
オリエンタル技研工業 XiS WORKSITE(茨城県つくば市緑ケ原4-19-1)
ホームページ https://www.orientalgiken.co.jp/xis_worksite/index.html
自治体や非営利組織等につながりがあるコワーキングに職員が訪問し、当方の事業紹介など情報交換をしています。
今回は令和4年度に経済産業省の「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」補助事業(※)に採択されたオリエンタル技研工業株式会社のインキュベーションラボ「XiS WORKSITE(イクシーズ ワークサイト)」を訪問し、インキュベーション事業部の緑川氏にご案内をいただきました。
※ディープテック・スタートアップに設備等の利用を提供するインキュベーション施設を運営する民間事業者に対して、その設備等の購入・据え付け・初期の運用サポートに必要な費用を補助することによって、ディープテック・スタートアップの持続的な成長を支える施設の充実を図るとともに、ディープテック・スタートアップの事業成長を後押しする事業
同施設を運営するオリエンタル技研工業は1978年に研究設備メーカーとしてスタートし、1988年につくば市内に工場を設置。2010年に同市内での工場を移転し、旧工場を活用して2020年にショールームを開設しました。その後ショールームの本社移転を機に建物をリノベーションしてインキュベーションラボXiS WORKSITEを2024年に立ち上げて研究室貸出事業を始めました。
同社は、600ホールディングスを母体とし、「ひらめきの瞬間をつくる」をグループのパーパスとして掲げています。研究設備メーカーとしてだけではなく、ラボ設計を手掛けるグループ会社のプラナスとともに、研究者の五感を刺激して発想を促すような研究空間そのものを提案しています。グループ全体で、多くの研究施設の計画から運用までをトータルにサポートしています。
XiS WORKSITEにもこの考え方が活きており、施設全体の空間づくりは、建材の質感や色味、照明などのこだわり、共用エリアにはアロマディフューザーやBGM、植栽など五感を刺激する空間となっているほか、玄関ホール隣の展示ラウンジには自社ブランド品も展示されています。研究室という言葉から想像される無機質な空間とは異なっています。
施設は旧工場の70m×36mの建屋を活かして造られており、内部に部屋を区切って、レンタルラボや共用エリア、コワーキングなどを配置しています。
部屋や通路ごとに壁や天井色や照明が異なるため、移動する先々で違った表情が見られどことなく迷路のようでもあり、これも五感の刺激を呼び覚まします。
なお、こちらの施設は2024年度グッドデザイン賞を受賞しています。
施設内の機能は、①レンタルラボ、②共用エリア、③シェアラボ・コワーキングの3つが混在し、それぞれ以下のようなものとなっています。
①レンタルラボ
契約で借りられる研究室。最小34.18平米から最大402.85平米まで、全12室。
オリエンタル社の実験什器が初めから備わっているほか、たとえば契約者が新たな研究を小さく始める際の自社用実験室として自社設備を設置して研究に取り組むことができます。
2025年12月現在12室のうち7室に入居中。
②共用エリア
ミーティングルーム(10名程度、20名程度)や展示ラウンジのほか、屋外にBBQテラスがあります。
10名用のミーティングルームは商談や研究契約などの重要な場面での利用も想定して黒色の天井や壁で高級感が演出されています。一方、20名用のミーティングルームはセミナーや研修など発想系の機会を想定してカラフルな椅子や壁紙となっており、用途に応じて選ぶことができます。
展示ラウンジには各入居者の紹介や自社ブランド「6oo」のコーヒー、チョコ、ラボウェアなどが展示されています。
③シェアラボ・コワーキング
利用者誰もが実験や日常事務等に使用できる、シェアラボ、共通機器室、コワーキング、スモールオフィスなどです。
シェアラボには実験台が設置されており、通路向かいの共通機器室には恒温器や低温冷蔵庫、ドラフトチャンバーなどの汎用装置があります。コワーキングにはオープン席のほかスモールオフィスとして使える1坪強の広さの個室もあり、多様なニーズに応えています。
このように充実した施設であるほか、XiS WORKSITE入居者は東京都内の大手町駅徒歩5分の本社ビル内サテライトスペースも活用可能となっています。
入居のし方や利用費用などについては直接問合せのほか、登記、コピー機やロッカー等々どのような設備があるかは、こちらのFAQ(https://www.orientalgiken.co.jp/xis_worksite/index.html )をご覧ください。
今後も双方の情報交換など図っていきたいと思います。