06/02/2017
柔道女子体罰問題のニュースを聞きながら、暗澹たる気持ちでパソコンに向かっています。大阪桜宮高校のバスケット部顧問による体罰・自殺問題は、スポーツ界にも広がりを見せています。 今回は、体罰問題のうち、コーチングに関することについて、自分自身の考えを発信します。 園田監督は、「暴力という認識はなかった。強くなってほしいという思いから。信頼関係はあると思っていたが、一方的なものだった」と昨日の監督辞任記者会見で語っています。コーチングの大原則に「コミュニケーションの意味は、受け取る反応にあります」「人が変化を起こすリソースは、既にその人の中にあります」があります。 園田監督が、コーチングの原則を知っていれば、まさに双方向のコミニニケ―ションがとれたと思わざるを得ません。また、選手時代に体罰を受けたことを本人も明らかにしていますが、「ワクワクの連鎖」の反対「負の連鎖」が起こったともいえます。
巨人の元エース桑田 真澄氏が体罰について、素晴らしいコメントを発表しています。抜粋を紹介します。 今体罰を受けた子は、「何をしたら殴られないで済むだろう」という後ろ向きな思考に陥ります。それでは子どもの自立心が育たず、指示されたことしかやらない。自分でプレーの判断ができず、よい選手にはなれません。そして、日常生活でも、スポーツで養うべき判断力や精神力を生かせないでしょう。
「極限状態に追い詰めて成長させるために」と体罰を正当化する人がいるかもしれませんが、殴ってうまくなるなら誰もがプロ選手になれます。私は、体罰を受けなかった高校時代に一番成長しました。「愛情の表れなら殴ってもよい」と言う人もいますが、私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません。伝わるかどうか分からない暴力より、指導者が教養を積んで伝えた方が確実です。
今 回のことで、コーチングの普及が必要なことを改めて思った次第です。「必要なリソース(資源)は、すべての人が既に持っている」「相手の反応がコミュニケーションの成果である」ことを常に意識し、取り組みます。
何かヒントになれば、幸いです。