14/07/2026
【The Miracle of Commendatory Shower】 626輝
今日は金沢工業大学主催、学生&社会人が学ぶ、
塩谷亨教授の「ポジティブ心理学持論」に
社会人共学者として参加。前期の最終日だった。
そこで私が話した事例で少し盛り上がったので、
忘れないうちに書き記そうと思う。
グループワークの中で、先輩の社会人共学者が
「公務員の仕事へのモチベーション」をなんとか
改革せねば、というお話しされていて、ふと
思い出したことがあったので、私の番が来て
皆様にお話ししさせていただいた。
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2年ほど前、40cmの大雪が降った頃の話。
気温は氷点下。路面には15cmほどの圧雪。
スコップでも剥がせないくらいの硬さ。
早朝5時ごろ、市役所から要請があって
除雪車が入ってくれた。最初にふわふわの
新雪を除雪車がどかす。
その後にカチカチの圧雪を見事な操縦で
ベリベリと剥がしていってくれた。
あたりにはアスファルトと、除雪車の
金属が擦りあって生まれた焦げ臭い
金属臭があった。しかし道路は見事に
除雪されて、お陰様で出勤に問題なく
車を出すことができた。
あまりに嬉しくて、感謝の念を業者に
伝えたいが、除雪部隊は市から請け負った
民間の除雪業者。連絡先は不明。
そこで、市役所にお礼の電話することに。
午前10時ごろ、市役所が朝の慌ただしさを
抜けたであろう時間を見計らって電話。
市「はい〇〇市役所、総合受付です」
私「こんにちは。ちょっと今朝入った
除雪車についてですね…」
市「承知しました。担当部署にお繋ぎします。
少々お待ちください」
(ピロピロ〜ロ〜、ピロピロ〜♪)
待受のBGMで30秒ほど待たされる。
担「はい…お電話変わりました〇〇部です。
あの…、ご用件は…?」
電話の相手は、訝しげというか、かなり
身構えたような受け方だった。
そこで、私は忌憚なく、今朝の出来事と
その細かな除雪技術に感動したと、
とても助かったと。ぜひ業者さんにも
感謝をお伝えして欲しいと、お伝えした。
担「そうでしたか!わざわざお電話を
有難うございました。早速業者側に
お電話の旨をお伝えいたします!
有難うございました!」
と、うって変わって声に張りが出た。
そこで分かったことがあった。
おそらく、行政からすると市民からの
電話といえば大部分が「クレーム」なのだ。
その度に仕事が増え、心が萎え、結果、
電話に出るのが怖くなっていたのだろう。
ところが今回はお礼の電話だったので、
驚きと喜びが音声に出てしまったのだ。
その次に降った大雪の際は、なぜか
うちの町内だけ除雪車が3台も来て、
隅々までピカピカに除雪してくださった。
きっと、伝わっていたのだと思った。
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「行政だろうと、民間だろうと、
その仕事ぶりや商品が良い場合、
遠慮なくお礼や激励の電話やメールを
私たちはもっとすべきだと思いました」
そのようにグループワークで話した。
学生さんはうなづいて聞いてくれた。
社会人共学者の方も共感してくださった。
じっと聞かれていた塩谷教授が最後に
「Commendatory Shower」という言葉を
教えてくださった。
Commendatory…称賛の
Shower…シャワー
最近のポジティブ心理学界隈でも
称賛の価値が再認識されるようになり、
「シャワーのように、浴びせるほどの
称賛がもっと必要だ」とのお話だった。
全人類、皆、幸せでありたい。
とはいえ生きていると様々な予期せぬ
苦難や愛別離苦がやってくる。
それを超えて生きていくには、
周りからの温かな称賛が必要。
良い、と感じたら即伝える。
相手が行政だろうと企業だろうと、
大人だろうと子どもだろうと、
どんな対象でも称賛を伝える。
今の時代、
北風が多すぎだ。
太陽こそ必要だ。
「Commendatory Shower」
日本語なら「大絶賛」というところか。
もっと小粋に「称賛の花束」でも良い。
称賛することで、自尊心も高まる。
言われた方も嬉しい。
デメリットゼロの世直しだ。
気づいた人の小さな実践で、世界は変わる。
◎今日のひとこと◎
軽やかに動けると、
心が軽くなる。
軽くなると、明るくなる。
心は行動で変えられる。