27/06/2018
日本が勝利したことでワールドカップも盛り上がってますね。
エニアグラムも講座や講話のオファーを度々受けるようになって盛り上がってきました。
と同時に「エニアグラムって何?」と質問も受けます。
ということでいい機会なので、エニアグラムをサッカー使って説明してみようと思います。
エニアグラムは、会社や組織での適材適所による人員配置や、教育はもちろん、メンタルトレーニングにも使われているので、エニアグラムの使い方としては想定内の使い方です。
まずエニアグラムは『9つの気質に基づいた性格分類』という大きな特徴があります。エニアグラムは9つの性格タイプに分かれるのです。
※9つの性格タイプについては、日本エニアグラム学会のホームページをご覧ください。
https://www.enneagram.ne.jp/about/about_type
9つの性格に合ったポジションに合わせていけばいいと単純に考えられますが、9つの性格を適切に覚えるのって結構骨が折れます。。。
そこで、エニアグラムには非常に便利な『3つ組』という概念がありますのでそれを使います。
エニアグラムには『ホーナイ』や『ハーモニクス』そして『センター』という三つ組(3×3)があります。今回は『ホーナイ』と『ハーモニクス』を使ってみましょう。
『ホーナイ』を簡単に説明すると「対人もしくは集団の人間関係の中でどんな距離感を取るか?」ということです。
[主張型=3・7・8]
自分の意見や考えを主張するアグレッシブなタイプ。
[従順型=1・2・6]
社会的な大多数の意見、常識的な考え方に従おうとするバランスを取るタイプ。
[後退型=4・5・9]
対人関係から受けるストレスを回避するためにできるだけ集団から遠ざかろうとする内向的なタイプ。
に分かれます。
そして『ハーモニクス』は、「トラブルに直面したときに、とっさにどんな反応をしどんな考え方をするか?」ということです。
[肯定的反応=2・7・9]
物事は何でも良いほうに解釈し、問題があっても時間が何とかしてくれると思えてしまうところがある。
[解決的反応=1・3・5]
問題に直面したとき、感情は脇に置いて冷静に対処しようとする。
[反射的反応=4・6・8]
問題や葛藤が起こると「なんだ?!」「どうして?」と反射的に反応し、物事を悲観的に皮肉な見方をしてしまう。
に分かれます。
https://www.enneagram.ne.jp/about/summary
さて、じゃあポジションを決めていきましょう。
まず、真っ先に決めたのは、CF(センターフォワード)のタイプ7です。
なぜなら、危機に対して良い解釈をしてしまう肯定的タイプ(2,7,9)にディフェンスラインは任せられないのです。
まだ、タイプ2は献身的だし、タイプ9は忍耐力があるので大丈夫ですが、自由奔放なタイプ7にCBという選択は適材適所ではありません。
ただ、タイプ7は『熱中する人』という名称がついてるように、一瞬の集中力の高さや、思考の回転の速さは全タイプの中で一番なので、決定力の高い仕事をしてくれると思います。選択肢の多い自由な発想力もあり、とことん前向きなのでどんどんシュートを打てるでしょうからタイプ7は前線がうってつけでしょう。
次に決めたのは、タイプ8のGK(ゴールキーパー)です。
タイプ8は典型的なボスタイプです。なんせ声がでかい。最後列から味方を鼓舞する姿が目に浮かびます。
さらに、1対1の対決などピンチになればなるほど燃えてくる性格もPKに向いてるし、批難にも強いので失点から立ち直る強さも味方からすれば非常に心強い存在です。
次は、タイプ3のOMF(オフェンシブミッドフィルダー)です。いわゆるトップ下ですね。
タイプ3は、人をまとめる優れたリーダーシップ能力を持っています。集団の中の中心にいることが好きだし、とにかく結果主義で勝利へのこだわりが強いなので得点に絡む活躍をしてくれるはずです。
それならCFやGKも向いてるんじゃないか?と言われそうですが、タイプ3は失敗というキーワードに極端に弱いので、アシストをするとか、こぼれ球をスマートに決めるというポジションのほうが向いているような気がします。
ここまでタイプ3,7,8が出てきました。
共通点は、主張型の自分の意見や考えを主張するアグレッシブなタイプという点です。なぜこの3タイプから決めたかというと、この3タイプはハッキリしてわかりやすいという点もありますが、他のタイプにくらべてバランスがとりにくいという点もあります。先に決めておかないと、のちに決めてもすべてを覆すくらいの主張力があります。
次は、タイプ4のCH1(センターハーフ)です。
美的感覚の強いタイプ4は、誰も気づいてないような美しいパスを出すことできます。パスならウィングでもいいんじゃないか?と言われそうですが、タイプ4はそんな分かりきったアシストはしません。ひと昔前の選手で言えば、ピルロ(イタリア)やグティ(スペイン)やヴェロン(アルゼンチン)のような虹をかけるようなパスを出します。削るタイプのボランチではないのは確かです。あと左利きであればベストですね(*´▽`*)
次は、タイプ2のCH2(センターハーフ)です。
これはもう一つのCHがタイプ4のパサーなので、どうしてもディフェンシブなタイプが必要という考え方です。タイプ2は『助ける人』という愛称からも分かるように献身的なプレーに努めることができるます。チームのためならガンガン敵を削っていくこともできます。その時にはチームのみんなで感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。タイプ2に「ありがとう」を伝えると非常にエネルギッシュになります。
次は、タイプ5のCB2(センターバック)です。
冷静沈着で分析力のあるタイプ5は、敵のフォワードの弱点をしっかりと見抜いてくれます。またディフェンスラインに必要な冷静さを一番持っているのは間違いなくタイプ5です。分析力という点では、タイプ5は監督やコーチになることで一番能力を発揮できる適正を持っていると言えるかもしれません。
次は、タイプ1のCB1(センターバック)です。
完璧主義ともいわれるタイプ1は、少しのスペースも許してもいけないサッカーという競技において、ディフェンスラインに欠かせない能力を発揮してくれるはずです。完璧を求めるがゆえに口うるさくなるかもしれませんが、もう一人のCBが無口なタイプ5なのでちょうどいい!タイプ5との解決型ホットラインも合理的でいいかもしれません。
次は、タイプ6のRSB(ライトサイドバック)です。
タイプ6は、9タイプの中で一番バランス感覚に優れてます。ミスター平均点。褒めてないようですが、どのポジションもそつなくこなせます。また、危険予知能力も9タイプ中で一番高いので、ディフェンスにおいておくとたくさんピンチを未然に防いでくれるはずです。また、未然にというのが大きなポイントです。タイプ2と同じく献身的な部分も似てるので、ガンガン削れるのもいいですね。
最後は、タイプ9のLSB(レフトサイドバック)です。
タイプ9は、9タイプの中で一番忍耐力があります。その忍耐強さから圧倒的な体力を発揮できるサイドバックは適材適所だといえます。またその忍耐強さから職人気質のところもありますから、たぶん小さいころからずっと飽きずにわき目もふらずサイドバックをやってきたんだろうなというストーリーさえ垣間見えます。チームの雰囲気を作るためにも必ず必要な存在です。
これで全タイプが登場しました。
ただ、サッカーは11人なのであと2つのポジションが空いています。
さて、どうするか?
LW(レフトウィング)に、タイプ6。
タイプ6を選んだ理由は、日本人に一番多いタイプだからです。真面目で仲間意識が強く、よくルールを守り所属意識が高いという日本人に多いタイプは実はタイプ6です。だからもう一人くらい選んでおかないいけませんよね。また先ほども言いましたが、タイプ6はバランス感覚に優れているのでどこでもできます。フォワードのタイプ3やタイプ7との連携を取るのも上手です。
RW(ライトウィング)に、タイプ1。
選んだ理由は、やっぱりサッカーはバランスだということです。隣のポジションにタイプ7とタイプ3がいたら、もうバランスを取るしかない。だから、従順型の1,2,6のいずれかで、タイプ6を使ったから残りは1が2です。そしてタイプ2が近いポジションにいるのでタイプ1が妥当かなと。
このようにエニアグラムを使って、人員を適材適所に配置することは非常に有用で、新しい視点を与えてくれます。
今回は、サッカーを使っておもしろおかしく配置しましたが、これが野球という競技だと全然違う視点から考える必要があります。サッカーほどバランスを重視しなくてもいいからです。つまり、主張型が多くなることが予想されます。
また、センターフォワードにタイプ7を使うことからスタートしましたが、これが他のタイプだったらもっと違うポジションになるでしょう。
注意しなければならないこともあります。
性格タイプを分類することによって、すべての人間が分かったような気になっていけないということです。エニアグラムは性格タイプという箱に人間を押し込むものではなく、自分を理解した上でその箱を壊すことが目的です。
あくまで今回は『おもしろおかしく』という視点であることをご了承ください。