04/11/2012
12星座随想(魚座探訪1)
あるところに、
がんばりやなおかあさんがいました。
家のことは全部自分で仕切って、
夫が海外赴任した時も、
弱音を吐かずに、
がんばってきたのです。
そんなおかあさんにも、
ひとつ心配事がありました。
娘さんのことです。
何年か前には、リストカットをしたり、
それ以外にも病院にも担ぎ込まれたり。
その娘さんは、おかあさんのことをじっと見て、
いつもいつもスキンシップを求めてくるのです。
おかあさんはそれが苦手で、
娘の瞳を、じっと見返すことができませんでした。
娘さんは何とかして、
おかあさんに気持ちをわかってほしい。
なぜなら、誰かに気持ちをわかってもらえて、
いや、おかあさんに気持ちをわかってもらえることこそが、
娘さんにとっての、生きる安心感になるから。
やすらぎになるから。
でもどうしてもそういうべったりした関係が苦手なおかあさんは、
娘さんに、そうね、と同調するどころか、
娘さんのコトバをさえぎり、
常に自分の考え方を主張するばかり。
もろくも自分の安心感、
つまり、
わたしのことがおかあさんにわかってもらえているという、
安心感を得られないまま、
どうせわたしは、
誰にもわかってもらえない、
そういう絶望感の中で、
娘さんは生きるよすがを見つけられず、
リストカットなどの行動に出たのです。
おかあさんは正直に言われました。
目を見つめ合ったりだけじゃなく、
手をつないで歩いたり、
ましてやハグなんかできない、と。
なぜ、できないのか、おわかりになりますか?
それは、おかあさまが、
自分を甘やかしたり、
自分自身をやさしくすることになれてないからなんですよ!
おかあさま、あなたのせいじゃないんですよ。
あなたはがんばることはおそわってきたけれど、
自分自身をいたわったり、認めてあげたり、
自分を愛してあげることは、
教わってこなかったから、
仕方がないんです。
娘さんをハグしてあげられなくても。
娘さんに、いいアドバイスなんかいらないんです。
ただただ、そうなの、辛かったわね、
そう気持ちをわかってくれるだけで、いいんです。
ただ、娘さんにとっては、
それが生命線。
その安心感がなければ、
社会に出て何かをしようとしても、
何かの調子に、
もろく崩れていくでしょう。
おかあさまが、
今すぐ娘さんをハグできなくても、いいです。
でもまず、
おかあさまが、自分自身に、
やさしいコトバ、
いたわりのコトバをかけてあげることからはじめてみましょう。
にんげんは簡単に変われるものではありません。
むしろ毎日の小さな積み重ねこそ、が
すべてなんです。
毎晩お風呂に入った時に、
自分自身に、
声をかけてあげてください。
娘さんがなぜあなたの下を選んで生まれてきたのか、
それは、
自分を愛することが苦手なおかあさまが、
スキンシップや気持ちで向き合うことをひたむきに求める、
そんな自分とはタイプの違う娘と、向き合うことで、
自分自身を愛することに、
一生かかって、気づかせるためなんです。
娘さんは、おかあさまに、
愛が何かということを、
気づかせるために、
この世に、生まれてきたんです。
だから、おかあさま、
今晩お風呂場で、
今日一日ごくろさま、
ありがとう、
そんな風に、
自分に感謝し、
ささやかに自分を愛することから、
始めてみましょうね。
そういうわたしも、
まだまだ自分自身を
全然いたわってあげられてないんですけどね^^
10年すぎ、
20年すぎ、
どんなに歳を取っても、
その娘さんは、
おかあさま、
あなたという安心感に戻ってくるでしょう。
行き詰った時も、
悲しすぎる時も、
もちろん、うれしい時も^^