27/05/2026
双子歴44年にして、最大のバグが起きた。
先ほど、私は難波でふらりと初見の寿司屋に入り、カウンターで一人静かにグラスを傾けていた。しばらくして、隣に新しい客が座った。
5分ほど経った頃だろうか。隣から漂う息遣いや空気感に、妙な既視感を覚えた。
なんだかずっと昔から知っている毛布にすっぽりと包み込まれるような、不思議な心地よさがあった。
そう思いながら何気なく視線を横に滑らせると、そこには見慣れた横顔。
福島区に住む双子の兄が、同じように昼飲みを堪能していたのだ。
「けーちゃん!!」
「りゅーちゃん!!」
静かな店内に、44歳の男二人の絶叫がシンクロして響き渡った。
天王寺区の私と、福島区の兄。何一つ示し合わせることなく、浪速区の同じ店、同じ時間、しかも隣の席に座る確率なんて一体どれほどなのだろう。
事実は小説よりも奇なり。私たちはこの信じられない偶然を肴に、笑いながらもう一杯だけグラスを傾けた。
#双子
#双子あるある
#双子あるあるにはない奇跡のあるある