29/06/2019
【おおさか社会課題解決ファンドの活動2~ファンド概要~】
コラム「おおさか社会課題解決ファンド」シリーズ3回目の本日は、同ファンドの概要について、見ていきたいと思います。前半は「ファンドの仕組み」、後半は「利用の仕方」について触れていきます。
https://www.fvc.co.jp/service/social_fund.html
■ファンドの仕組み
上記URLに仕組みが分かりやすく掲載されていますが、ポイントを挙げると、
・大阪地域で社会課題解決に取り組む企業の資本と経営の強化を支援することが目的(経営権の取得が目的ではない)。
・大阪信用金庫(だいしん)とフューチャーベンチャーキャピタル(FVC)が出資し運営している。
・大阪府と連携協定を結んでおり、また日本政策金融公庫から投資案件発掘支援を受けている。
・投資対象業種は社会課題解決型事業全般で特に限定はされていない。
・株式上場を目指していない企業でも投資を受けられる。
・株式会社か、株式会社化可能な企業が投資対象となっている。
といったところです。
「ファンド」という言葉のイメージは受け取る方それぞれかと思いますが、このファンドは公的な機関も深くかかわっている「基金」に違いイメージでしょうか。同ファンドから投資を受けると、株主として同ファンドの名前が載りますので、「公的機関のバックアップしているファンドが株主である」ということで信用力強化にもつながると思われます。
■利用の仕方(同ファンドからの資金調達の仕方)
上記「ファンドの仕組み」にいろいろと記載しましたが、同ファンドの利用について興味がある方は上記URLに申し込みフォームがあるので、そこから問い合わせをされてみると良いと思います。
同ファンドは一般的なベンチャーキャピタル(VC)と異なり、事業計画だけでなく自社事業の社会課題解決性を説明する資料を提出する必要があります。雛形が上記URLにアップされていますが、その内容は以下のとおりです。
一般的な企業概要の欄に加え、「解決したい社会課題の概要」という欄があります。またそれに対応するかたちで「そのための事業・ビジネスモデルの概要」という欄もあります。
それぞれの欄は質問に答える形で記入していくものとなっています。その質問内容はシンプルですが、その分記入する側の想いや考えを反映しやすいものです。
(1)解決したい社会課題はどのようなものですか?
(2)なぜその社会課題を解決したいのですか?
(3)なぜその社会課題を御社が解決できると考えるのですか?
(4)社会課題が解決されているいく様子はどういった指数で測定できますか?
特に(4)を深く考えていくのが同ファンドの特徴だそうで、いわゆる「社会課題解決のKPI」を設定する必要があり、さらにはそのKPIが事業上のKPIとも一致している必要があるそうです。事業のKPIだけでも適切に設定するのは簡単ではありませんが、さらに社会課題解決とも連動させるとなるかかなりハードルが高そうです。しかし、FVCのファンド担当者に聞いたところ、「一緒に考えていくスタンス」で投資審査を行うとのことでしたのでご安心ください。あまり考えすぎても仕方がありませんので、同ファンドからの資金調達に興味がある方はまずは同ファンドに連絡してみると良いと思います。当ShareYODOYABASHIでも不定的ではありますが、同ファンド関係者によるファンド説明会と個別相談会をセットにした催しも開催していますので、ぜひご利用ください。
次回からは、同ファンドの投資先企業についてみていきたいと思います。
シェア淀屋橋
http://shareyodoyabashi.com/
社会課題を解決する技術やサービス等を有するベンチャー企業やスタートアップ企業を投資対象とする「おおさか社会課題解決ファンド」。大阪府内における行政課題や社会課題の解決に繋がるビジネスの成長を支援し、産...