10/06/2026
「IOWNはインターネットを速くしたもの」——動画の学校の受講生Tのその認識は、業界で珍しくない誤解だ。
APNとインターネットは設計思想が根本から違う。インターネットはベストエフォート——届けばいい、という思想で動く。APNは光波長を専有して、エンドツーエンドで物理的な専用パスを確立する。途中の電気変換と処理を排除することで、ジッタを構造ごと消しにいく。
Tが自分の現場のエンドツーエンド遅延を初めて実測したとき、片道22msという数値が出た。うち伝搬遅延は約2.8ms(東京〜大阪間560km × 5μs/km)。残り19msはルータとスイッチの処理遅延だった。
「速い回線を使っている」という認識と、「実際に何msかかっているか」は別の話だ。
放送システムにAPNを組み込む前提として、まず自分の現場のジッタ実測値を持っておくことをすすめる。比較基準がなければ、何が改善したかも判断できない。
#放送エンジニア
👉 https://note.com/videolife/n/na26350ec6758?sub_rt=share_sb