26/01/2015
「資本主義の根本的矛盾」はr>gにある。
今までの経済学では「資本主義の発展とともに富が多くの人に行き渡って平等化する」とされてきましたが、資本の生産性が労働を上まれば投資が増えて資本収益率が下がり、労働生産性に近づくと考えられていたからです。現実にも、クズネッツなどの実証データでは、戦後の所得格差は縮小していました。しかし、ピケティの1980年以降の歴史的データによれば、それは例外で、資本主義では格差が拡大するのが普通だというのです。このような指摘は以前からありましたが、ピケティは世界各国の一次資料を使って定説をくつがえし、「資本主義では過去200年間、格差が拡大し、今後も不平等が拡大する。」と予想したオリジナルな研究だったので大きな反響を呼んだのです。