01/02/2025
70年代のドラマ「俺たちの旅」より
第34話「気楽に生きればなんとかなります」
カースケ(大学卒業するも就職せずフリーター) ・・・中村雅俊
グズロク(大学の先輩・出版会社務め・既婚) ・・・津坂まさあき
オメダ(カースケの同級生・不動産会社に就職)・・・田中 健
ワカメ(東大めざし4浪) ・・・森川正太
あらすじ
オメダは不動産会社の新人駆け出しセールスマン。
営業成績の上がらないオメダは係長に連れられ営業に回るがぜんぜんダメ。
帰りに係長と行った居酒屋で係長から「あの酔っ払いにセールスして来い」と言われ修行のつもりでやるが、酔っ払いに殴られる。
そして仲間の待つアパートに帰って・・・
ワカメ
「でもめちゃくちゃだよね、酔っ払い相手にセールスしろって言うんだからね。」
オメダ
「でもしかたないよ、俺がだめなんだからさ。係長だってね、俺を鍛えるためにね、別に悪気があってやらせてるわけじゃないんだよ。」
グズロク
「セールスってのはそれくらい厳しいものなんだぞ。」
オメダ
「先輩ね、正社員になったらそれだけでノルマがあるんですよ。俺まだぜんぜんだめでね。」
グズロク
「俺も最初はそうだった・・・」
カースケ
「やめちまえ、やめちまえ、そんな会社」
グズロク
「なにぃ!?」
カースケ
「おまえセールスマンになる気無いんだろ?そりゃあさぁ、おまえがセールスマンっていう仕事が好きだったらそりゃあいいよ。そりゃあ修行になるよと思うよ。だけどさぁ、そうじゃなくてさぁ、イヤイヤやってんだったらサッサと辞めちまえよ。」
オメダ
「そんな簡単に言ったてさ」
グズロク
「そうだよ、そんな簡単にはいかんぞ世の中。」
カースケ
「おまえね、自分に一番向いてない仕事選んだんだよ、自分でもそう思うんだろ?」
オメダ
「そりゃぁ向いてないと思うけどね、でもね、だから何とかしてやり遂げたいんだよ。」
カースケ
「う~ん、どうして?」
オメダ
「どうしてってさぁ、自分に向いてないからってねぇ、俺は投げ出したくないんだよ。」
カースケ
「どうして?」
オメダ
「そんなこと言ったらさぁ、俺いつまで経ってもダメじゃないかよ。」
カースケ
「どうして?」
オメダ
「どうしてどうしてって何度も聞くなよ!」
グズロク
「そうだよ。会社辞めるってこたぁそう簡単にはいかんのだ。おまえみたいにいい加減に世の中渡ってるやつにはわからんのだよ。」
カースケ
「やりたくもない仕事やってるやつの方がよっぽどいい加減じゃないか!オメダ、おまえ我慢するの好きなのか?つらいの我慢するの楽しいのか?」
オメダ
「楽しいわけないだろ、そんなの!」
カースケ
「じゃぁ辞めろよ。」
オメダ
「うるさいよ!おまえが辞めろって言うの聞き飽きたよ!」
カースケ
「俺もねぇ、おまえがつらい顔して耐えてんの見飽きたんだよ。」
ワカメ
「まぁまぁまぁまぁ」
カースケ
「どうせ生きてんだったらなぁ、もっと楽しそうな顔しろよ!」
グズロク
「生きるってことは必ずしも楽しいことじゃぁないんだよ。おまえみないなバカにはそれがわからんのだ!」
カースケ
「生きるのが楽しくないやつの方が俺よりバカだよ。例え生活が安定していようと、金があろうと地位が高かろうと、生きるのが楽しくないやつは俺よりずっとバカだよ。なぁオメダ、生きてる間ってのは短いんだぞ。70年生きたってさぁ、2万5千日くらいしか生きられないんだよ。今日一日だってその2万5千分の1なんだよ。」
ワカメ
「え~とね、25,550分の1。」
グズロク
「バカ!」
カースケ
「どうしてもっとその一日を大切にしようとしないんだよ。エッ、毎日毎日イヤイヤ生きるなよ。なぁ、人間はもっと自由なんだよ。」
オメダ
「俺はおまえみたいに強くないよ、おまえみたいに生きて行く自信がないんだよ。だからつらい仕事でもしがみついてるほかないんだよ。」
カースケ
「俺だって強くないよ。生きて行く自信だってないんだよ。無いけどなんとかやってんだよ俺は。俺はねぇ、おまえみたいに自分の人生を粗末にしたくないからなんだよ。」
オメダ
「俺が人生を粗末にしてると思ってんのか?」
カースケ
「してないと思ってんのか?」
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カースケ
「生きて行くって楽しいものなんだよ。」
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カースケ
「そう思わないか?なぁ?オメダ。」
たった一度の人生なんだから、残りの人生、好きなこと(仕事)して生きようよ!