05/17/2026
【REAL COSMOPOLITAN INC. 設立22周年のご挨拶】
5月6日、REAL COSMOPOLITAN INC.は設立22周年を迎え、23年目に入りました。
また、私がフリーランスでこの仕事を始めて32周年です。
当日は身辺が慌ただしく、投稿が遅れましたが、今だからこそ記しておきたいことがあります。
今年2月、尊敬する友人であり、米国テクノロジー企業の日本法人社長を6年間務めた方から、テスティモニアルをいただきました。その中にこんな言葉がありました。
「グローバルビジネスにおいては、言葉が交わされる前からすでに対話は始まっている。エグゼクティブ・プレゼンスのプロトコルは過去の遺物ではなく、今もなお確かに機能している。」
「AI時代において、人間だからこその価値はさらに高まっていき、彼女の仕事の重要性はさらに増していくでしょう。」
長くこの仕事を続けてきて、ありがたい評価とその言葉をいただいてきました。しかし、これほど正確に私が常に大切にしていることを言語化された言葉を受け取ったのは、初めてのことでした。
個人的なことも記しておきます。
実は、この仕事に区切りをつけようかという思いが、1年弱前から漠然とではありましたが、何度も浮かんでいました。
そして、今年3月末、私は緊急入院をしました。危機一髪の状態ではありましたが、運よく最悪の事態を免れました。(現在はすでに退院し、元気に復帰しています。どうぞご安心ください。)
病室のベッドの上で、久々に自分と向き合って考えたとき、2つのことが残りました。
1つは、この仕事を始めた頃に抱いていた「いつか、やりたい」と思ったある分野のことを、まだやれていないということ。もう1つは、32年間、ニューヨークで鍛え上げられ、今もなお現在進行形で更新され続けている生のグローバル感覚を根幹とした、経験・知識・知見が、このまま誰にも渡されることなく終わるという現実でした。
そして今、グローバルに展開する企業と人が、AI時代だからこそ、これを必要としている。渡す相手は、確かにいる。渡す意味は、今がいちばん大きい。
ならば、ここからは、今まで以上に一層出し惜しみなく、そして大きな喜びを持ってすべて手渡していこう——そう決めました。
あの言葉がなければ、私はこのように思い至ることもなく、この仕事に幕を下ろしていた、そう思います。
言葉の力を、誰よりも信じ、伝えてきたはずの私自身が、言葉に救われました。
1994年5月にフリーランスでこの仕事を始めて32年。2004年5月にニューヨークで法人を設立し、22年。企業・ブランド・人の存在を設計し、構造を翻訳し、信頼を定義してきました。
そして23年目の今年、創業当時から温め続けてきたことに、自ら手を伸ばしていきます。それが何かは、きっと近いうちに皆さんにもお分かりになるかもしれません。
23年目は、これまで培ってきたものを、本当に必要としてくださる企業と人に向けて、これまで以上に深く、誠実に、惜しみなく差し出していく年にいたします。
これまで支えてくださった皆様に、心より御礼申し上げます。
そしてこれから出会う皆様、お目にかかれますことを楽しみにしております。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
Niena Etsuko Hino �CEO, REAL COSMOPOLITAN INC.
*English version in the first comment.